ペコちゃん「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展に行ってみた
こんにちは、皆さま中秋の名月そしてスーパームーンをご覧になりましたか?
我が家ではベランダでお月見を。お団子も作ったのですが、とってもかたくて。
白玉粉のつもりでしたが、上新粉だったようです。最初に「蒸し」が必要でした・・・皆さまもどうぞご注意くださいませ。
●東京都現代美術館へ行ってきました
「ヨーガンレール」をご存じでしょうか。
天然素材の特徴を活かした服や小物をつくっているアパレルブランドです。
デザイナーは社名にもなっていますドイツ人のヨーガン・レール氏。
ペコちゃんは「ヨーガンレールの社員食堂」(高橋みどり氏著・2007年)という本で初めて知りました。
社員食堂のメニューが写真とレシピとともに掲載されているもので、何度も繰り返し読んでいる本です。
(社員食堂ブームもこちらからはじまったような)
石垣島で収穫した食材や、契約農家の有機野菜が使われています。社員の身体のことを気遣っている方なんだなぁというのがヨーガンさんの印象。
ヨーガンさんは旅行のため1971年に来日し仕事の依頼もありそのまま東京で暮らし始めます。
1999年頃からは沖縄県石垣島に移住し海辺の家で過ごす中で、
石垣島の海岸が、どこからか流れ着くゴミ(多くはプラスチック)によって荒らされてしまっていることに懸念を抱き始めます。
それらのゴミを使い遊び心を加えて美しいものを作り、人々にこの深刻な現実に目を向けてもらおう、地球の環境を意識してもらおうと考えました。
不要となり捨てられたゴミを、きれいで実用的なものにする。
この試みは昨年秋に事故で急逝したヨーガンさんの最後の仕事となりました。
清澄白河にあります東京都現代美術館にて、おとなもこどもも考える「ここはだれの場所?」が開催されヨーガンさんのランプなどが展示されています。
「ここはだれの場所?」を元に、
地球はだれのもの?社会はだれのもの?美術館はだれのもの?私の場所はだれのもの?
4人のアーティストがそれぞれを担当。
以前より気になっていた現代美術館でしたが、ペコちゃん初めて行ってきましたよ~
●地球はだれのもの?
最初のスペースでは、ヨーガンさんが石垣島の浜辺で集めたプラスティックのゴミをきれいに洗って形や色で分類していたスタジオの様子を再現しています。
こーーーんなにいっぱいの物が、漂流してくるなんて・・・
やはりセンスなのでしょうか、置き方、飾り方によってゴミがが、とってもステキに見えます。
次のスペースはランプのコーナー。
壁2面がガラス張りです。
ソフトレゴ、滑り止めシート、プラスチック人形などなどこんなものも流れてくるの?とびっくりするものも多くく見ていて飽きません。
・・・・やはりセンスなのかな・・・以下略。
お次は石垣島の様子。
美しい空や海の自然に対して、このゴミたち。
石垣島に行ったルーペちゃんも、浜辺に流れついたゴミのことをこちらに書いています。
ペコちゃんは石垣島に行ったことがなく自然豊かできれいなイメージのみでしたが、、
醜いプラスティックを大量に見せただけではその恐ろしさを分かってもらえない。
それならばこれらを使って、何か自分が美しいと思うものを作りだす努力をしたい、という言葉をヨーガンさんは残されたそうです。
●他にもこんなスペースが・・・
美術館はだれのもの?のスペースでは造形作家の岡崎乾二郎さんが、「こどものしか入ることのできない美術館」を企画。
小中学生のみ入ることができます。
現代美術館の持つ作品を飾り、謎の監視員がその作品についての思いを話しかけてくるそう。
ペコちゃん残念ながらひとりで行ったので中の様子をこどもに聞くことはできなかったのですが、何だかおもしろそう・・・・
感想の聞ける糸電話があり声掛けてみましたが、誰も反応してくれず(苦笑)
こちらはすべて段ボールの家いえ。
フィリピンのアーティストをされているご夫婦がオーストラリアに引越される際に思いついた作品だそうです。
細かいところまでしっかりと作られていた見ているとあっという間に時間がたちます。
こちらで「段ボールで家をつくろう」というワークショップが開催されています。
WS好きペコちゃん、もちろん参加してきましたよ~
使うものは、段ボール(写真左の四角いものがひとりひとつ。他ははぎれを自由に使えます)、はさみ、紙テープのみ。
特に説明なく、自分の思うよう、理想の家を作っていきます。
参加のお子さんたち、頭が柔らかいのか工作に慣れているのかどんどん手が動きます。
おとなの方々はペコちゃん含め、イメージがむずかしかったり、イメージするものを形におこすことがむずかしかったり・・
でも段々と手が進んでいきます。
完成したペコちゃん邸はこちらです。え?聞いてない?
開閉できる屋根のあるテラスにはテーブルとイスを置き食事ができるように、階段をのぼった屋上には夜寝ながら星が見えるようにベッドを置きました。
自分の好きなことを中心にした家づくり、自分を見つめ直すきっかけにもなる不思議。
初めていった東京都現代美術館。
敷地内には自由に見られる展示品がたくさんあったり奥が深そうです。
目の前には遊具も充実した、公園も。
展示の写真をみたこどもたちが行ってみたい!!とのことなので、今度一緒に行ってきます。
「おとなもこどもも考えるここはだれの場所?」
企画展示室1階にて、10月12日(月・祝)まで開催中です。
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