Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

登山を趣味にしたい【1)こころざし編】

こんにちは、ルーペちゃんです。
前回のペコちゃんの記事にありました、息子ペコ太郎君のラジオ出演、聞かせてもらいましたよ〜。
公式サイトで公開される放送は、公開される期間が決まっており、ほんの数日で消されてしまうんです。
まさにあと数分で削除されてしまう!というギリギリの時間に間に合いました。
ペコ太郎くんは全国放送だというのに物怖じせず、照れた様子もなく、はきはきと受け答えしていて素晴らしかったです。
小学3年生でこの貫禄、どんな大物になるかオバちゃんとっても楽しみです。

●人間年をとると山に行きたくなる・・・らしい


そうなんです、最近やたら山登りがしたいんです。
あまりに突然の衝動で自分でも驚いています。
新しいショッピングモールとか流行りのパンケーキとかもうどうでもいい。
人のいないところに行きたい。緑を眺めたい。
そんな気持ちがふつふつと。
(あっ心配しないで!別に心が疲れてるわけじゃないから!)

たぶん人それぞれ、文明社会に対応できる臨界点というものがあって、長年の間に自分の中に文明が溜まっていき、私は最近臨界点を越えてしまったのだろうと思います。
そして臨界点を越えると自然に帰りたくなるのです。
でなければ熟年世代があれほどこぞって山に行ったり田舎や海辺に移住する理由がわかりません。

もうちょっと年をとっていたら移住組・自給自足組になったろうと思うのですが、
まだ成長過程の娘がいるので、都市部を離れられず、ヒマを見つけて自然を補給するしかありません。

しかし一方で、「今始めておかなければマズイ」という切羽詰まった気持ちもあります。
小5の娘は誘えばまだ遊びや旅行に付き合ってくれます。
これが中学校に入ったら親なんか見向きもされなくなるのは明らか。。。
子離れ後の長い人生の時間を考えたとき、今からコツコツ始められる趣味を持っておいた方がいいかなと。
人に聞かれたとき「趣味は山登りです」って胸張って言いたいじゃないですか。

●山登りのイロハを自分なりに学ぶ


まずは知識だけでも身に着けようと、図書館で山登りのノウハウ本をあれこれ借りては読んでいます。
定番の「山と渓谷」などの雑誌のほか、「女性のひとり登山」に特化したムック本やエッセイ漫画もたくさん出ています。
”山ガール”が流行してから特に増えたようですが、それ以前に女性向けの山の本がなかったわけではありません。
たとえば「女たちの山歩き (登山シリーズ)」(日本勤労者山岳連盟女性委員会/編著)などのわりかし硬派なヤマ本は2000年に出版されていますし、昨年亡くなった登山家・田部井淳子さんの著作は昭和の時代から(山だけに)山のようにあります。

様々なヤマ本を見ていると、「女と山」というのは一筋縄ではいかない極めて困難な課題を含むテーマなのだなぁと感じます。
「生理」と「トイレ」という二つの大きな問題の解決をみるには、何世紀まで待たなければならないのでしょう。
この二つの問題に知恵を絞り折り合いを付けてきた先人たちの努力の跡を、数々のヤマ本から読み取ることができます。

ちなみに私が読んだ女性向けヤマ本はこんな感じ。
鈴木みきさんのひとり登山についての本は、これから登山を始めるのに知っておきたい注意点がたくさん書いてあるほか、女一人で山に向かうときの心の持ち方についても大変勉強になりました。

・あした、山へ行こう!  鈴木 みき/著
・ひとり登山へ、ようこそ!  鈴木 みき/著
・いつでも山を  田部井 淳子/著
・女子の山登り入門  小林 千穂/著
・オズマガジン「アウトドア特集」2015年6月号


テレビでは、最近よく観るのがNHKの「実践!日本百名山」
映像の美しさに目を奪われます。
穂高岳や聖岳など、絶対登れないけどいいなぁと単純に見て楽しんでいます。
登山のテクニックやティップスを紹介するコーナーもあり実用的です。

最新の装備を知りたいならやはりショップが一番。
イオンモール幕張新都心のスポーツショップでも、登山のコーナーは1階の入り口そば、どーんと広い面積に展開しています(登山そのものというよりは、アウトドアファッションが人気だからという理由かもしれませんけど)。
また幕張の三井アウトレットにはモンベル、コロンビア、ノースフェイスが軒を連ね、今月はマムートまでオープンします。
ウエアの様々な機能や最新グッズ、さらに価格を知ることができるので、近くを通る度にお店を覗いてチェックしています。
しかしアウトドアファッションて高機能なんだろうけど値段も高いよね。。。

●これまでの登山経験は


そんな感じに座学はだいぶ充実してきたのですが、いかんせん実践経験に乏しい私。
日本のキングオブ低地・千葉に住んでいることも関係しているはずです。
なんたって千葉県の最高地点は408メートルの愛宕山。
47都道府県でビリ。なんと沖縄より低い。

物心ついたときから周囲は360度視界が開けているのが当たり前。
現在埋立地に住むルーペちゃんちの近所には坂道はおろか傾斜すらありません。
「山登りてえ」と思ったところで、目の前には東京湾が広がるばかりです。
(その点、全方位を山に囲まれている山梨在住・梨子ちゃんちと対照的。
たぶん408メートルのところを読んだ時点で梨子ちゃん、お茶噴いたと思います。)

トレッキングや登山で有名な山に登るには一度東京を経由して郊外に出なければなりません
これは山登りを趣味とするにはかなりのハンデです。


とはいえ、これまで登山経験がゼロというわけではありません。
初登山は大学のゼミ合宿での、乗鞍岳のナイトハイク。
メンバーは総勢50人以上いたでしょうか。
大勢いるという安心感と、何より若くて体力があったのであまり苦労した覚えがありません。
翌年も同じように(どこの山だったか忘れましたが)夜登って朝下りる登山をしました。

就職してからは山好きな上司につきあって何度か関東近郊の低山に。
そのときも雨風が強いとか寒いとか、トラブルに見舞われた経験がないので、自分ひとりで危機管理ができるかどうかは非常に不安です。

●ひとり高尾山へ!


さて長い長い前置きでしたが、先日ひとりで高尾山に登ってきてしまいました。
練習のつもりで軽く登ってみたのですが、やはりやらないと分からないこと、忘れていること、たくさんありました。
これだけ本を読んでも、やるとやらないとでは大違いだなぁと実感。
前置きが長くなりすぎたので、実際の登山の模様は次回に!

>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<


三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2017観に行って来ました!

こんにちは、ペコちゃんです。小学校が始まり、災害時を想定した学校でのこどもたち引き取り訓練がありました。いつ何が起こるか分からない・・・いざというときに備えて、ルーペちゃんの紹介してくれた防災ポーチを用意しています。出番のないことを祈るばかりではありますが。

●三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2017行ってきました!

前回お話しした三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2017観に行ってきました!!!まず驚いたことは大勢の方が観にいらしていたこと。会場はJR千駄ヶ谷駅目の前にある東京体育館でしたが、駅から続々と人が体育館に流れていく様子は車いすバスケファンとしてとっても嬉しい光景でした。そして皆さんこれから始まる試合にワクワクしている様子が、表情から聞こえる会話から感じられます。ペコ家の面々もワクワクドキドキ。

それにしても東京体育館ってかっこいい。東京オリンピック・パラリンピックでは卓球が開催される予定です(車いすバスケは有明アリーナ)。多くの方が楽しみや期待を胸にこの入口を通っていくのだろうな。

●これで安心ルールが分かる

予備知識がなくとも楽しめる車いすバスケですが、ルールや「車いす」ならではの戦い方を知るともっと楽しくなります。入場者にガイドをプレゼントしてくださいました。戦術なども簡単に分かりやすく説明されていました。いいものもらった!

●車いすバスケを体験する

会場には、日常なかなかできない車いすバスケの体験コーナーがありました。先日開催された世界車椅子バスケットボール選手権大会で4位となったU23の日本代表選手と実際に車いすバスケをプレイできるコーナー、そしてこちらはバーチャルリアリティでの体験。

実際の競技用の車いすに座って・・・

ゴーグルをつけます。

約3分間、実際の試合を体験できます。まずはベンチでのスタンバイから、選手交代の声が掛けられ、コートに出て・・・ドリブルやパス、シュートなど実際に自分がプレイしているよう。360℃いつどちらの方向を見ても、コートの上。素人ですみません、すんごいシステムですね。臨場感溢れるとはまさにこのこと。出演は日本代表の選手の皆さんなので、自分も代表の一員になった気分です。

ゴールデンウィークに毎年開催される日本選手権でも体験コーナーがありました。動画を見られるサイトがありますので(こちらのページ真ん中あたりに「車いすバスケットボール180°VR動画」とあります)、ご興味のあるかたはぜひぜひご覧ください!(車酔いされやすい方などはご注意を)

●記念写真も撮れます

こちらでは、ユニフォームを着て、競技用車いすに乗って写真撮影ができます。

陸上の大会を観に行った際にも、ユニフォームを着て撮影できるコーナーがありました。小さいお子さんでも気軽にできますし、ブログやインスタグラムに投稿できて多くの方にその競技を知ってもらえるのでいいですねぇ。

車いすを持たせていただきましたが、10年以上前にペコちゃんがプレイしていたときよりも軽い。日々進化している競技用車いすは、軽くて丈夫なチタンやアルミなどを素材として、軽くかつ激しい動きへの耐久性を持っています。トップ選手たちが使用しているものは、それぞれの体格に合わせられたオーダーメイド。調整は何とミリ単位という繊細なもの、試合を観て分かります、まるで身体の一部のようで動きが一体化していました。

●アリーナで観戦しました!!

有料席のアリーナ、コートの間近で観戦しました!日本チームのベンチ裏だったので、ベンチの選手や監督、コーチの皆さんの様子も見られましたよ。試合を全体的に観たいときは、2階や3階席から。迫力あるプレイを間近で観たいときはアリーナ席がおすすめです。

試合前アップ中の皆さん。

スターティングメンバーの5人。車いすの背についているゼッケンには、その選手の持ち点(障がいに応じる)が丸で表示されています。コート上5人の選手の持ち点が合計14点以内というルールがありますが、このゼッケンがあると分かりやすい。

正面の背番号55番香西宏昭選手は、ペコちゃんが車いすバスケを見始めたとき中学生プレーヤーでした。高校卒業後アメリカに渡って英語を学びイリノイ大学へ。そして全米大学選手権優勝。その後2012年、2013年と全米大学リーグのシーズンMVPを2年連続で受賞されました(キャプテンにも就任)。卒業後はドイツ・ブンデスリーガ(サッカーのリーグ戦でもこう呼ばれますが、ドイツではどのスポーツでも全国リーグ戦のことをさします)のチームとプロ契約を結び、活躍。今期からまたドイツにあります欧州トップチームへ移籍されます。

中学生のときベテラン選手の中でまっすぐな目でボールを追っていた香西選手も今や日本のエース。堂々としたプレイや立ち振る舞いに、挑戦し続ける力と大きな経験を通して得た自信を感じます。

選手の皆さん、スペアのタイヤをそれぞれ持参。競技中にタイヤがパンクすることがあるので、着脱が簡単にできる構造

一般のバスケットボールと、コートの大きさ、ゴールの高さは同じ。時間も同じ、10分間を1ピリオドとしてハーフタイムを挟んで4ピリオド行われます。ぶつかり合いやスピード溢れるプレイに夢中になっていると、あっという間に時間がたってしまいます。

後ろの席に座っていた数人のグループは、お一人が以前観戦したことがあって面白いからとお友達を誘っていらっしゃったそうです。試合中「すっごい迫力!!」「速くて目が追いつかない」「選手みんなかっこいい・・・」と大興奮でした。「来る前は全然乗り気じゃなかったけど、観たらおもしろくてはまった!また絶対観に来る!」。私も始めは同じ気持ちでした。実際に観たらはまる車いすバスケ、おそるべし。

多くのメディアの方が取材に来ていました。

ゴール裏では、中学校バスケ部の男の子たちが目をキラキラさせながら観戦していました。ひとつひとのプレイに歓声をあげ、ゴールが決まればハイタッチの大喜び。車いすバスケの好きなところを聞いてみると「速いし、すっげーーかっこいいから!!」と教えてくれました。車いすを使っているなど関係なくて、ひとつのスポーツとして素直に観ることを楽しんでいる。何度も試合を観ている彼らにはそれぞれ憧れの選手がいて、試合後にハイタッチをしてもらっていました。

この試合は惜しくも65-72でイギリスに負けてしまい、試合後のインタビューで香西選手は開口一番に悔しいですとひと言。たしかに途中までどちらが勝つかわからない接戦だったのです。翌日の3位決定戦ではトルコに75-39で勝利。優勝を目指していた日本ですが惜しくも3位。でも試合後の選手皆さんの悔しさ溢れる雰囲気や僭越ながら試合を拝見して、2020年への期待がぐっと高まったペコちゃんです。

●これから・・・

東京オリンピック・パラリンピックを前に来年には世界選手権があり、予選会が来月北京で開催されます。今大会にてくしくも1点差で敗退したオーストラリアとの対戦が予想されます。どのような結果になるのか、嬉しいお知らせを待ちたいです。

そして11月10日~12日には北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会が開催されます!場所は福岡県北九州市立総合体育館。8日~は、全日本ブロック選抜車椅子バスケットボール選手権大会と北九州市小学生車椅子バスケットボール大会も同時開催です。お近くの方、もちろんお近くでない方もぜひ。

今回試合観戦も楽しかったけれど、観客の皆さんが試合にぐっと引き込まれていく様子を実際に感じられたことが車いすバスケファンとして嬉しかったことです。多くの人が手軽に目にすることが出来るテレビ放送ももっとあったらいいなと思うペコちゃんなのでした。

>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<