Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

月9ごっことやる気スイッチ

こんにちは、タイ産のインスタント春雨スープが好きでよく食べて

いるものの、5つもついている小袋に切り口がついているものが

ひとつもなくて、キッチンバサミでちまちま切って開封しているルーペちゃんです。

このスープを作った人たちに「どこからでも切れるマジックカット」の

存在を教えてあげたい。

ジス・イズ・ジャパニーズ・オモテナシ。

さて3連休に挟まれた4平日の初日、台風一過でスカッと晴れましたね。

たぶんこの4平日は日本中のサラリーマンが惰性で流していることと思います。

「あー早く次の3連休来い」と考えながら。

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仕事も勉強も家事も趣味も、やる気がでないときってどうしてますか?

「出るまで待つ」、うん、それもひとつの方法ですね。

「感動する本やDVDを見る」、なるほど、影響受けますよね。

「一年中やる気が無い」、それは…心療内科を受診してみては。

ちなみにルーペちゃんがOL時代にやっていたのが月9ごっこ

どうしても仕事に行く気がでないときに、自分が月9ドラマの

主人公になったつもりで出勤までの時間を過ごしてみるのです。

・朝起きるとわざとらしくベッドの上でうーんと伸びをする

・わざとらしくトーストをくわえたまま靴を履く

・道行く人すべてが自分に注目していると思い込みながら

駅までカツカツとヒールを鳴らしながら歩く

・腕時計を見て「やだ、遅れちゃう!」とかひとりごとを言う

・電車の中ではありもしない「クライアントへの新商品CMの

プレゼン」をシミュレーションする

(ちなみに法務部だったのでそんなものあるわけない)

ドラマだとプレゼンのことを考えながらうわの空で歩いていると

出会い頭にイケメンとぶつかったりするものですが、

ルーペちゃんがぶつかったのは競馬に向かう酒臭いおじさんばかりでした。

(競馬場が近くにあったので。)

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ところで東京大学で脳の研究をされている池谷裕二准教授によると、

やる気を出すには脳の「淡蒼球」という部分を起動させることがポイントだとか。

「淡い蒼い球」なんて、まるで地球のことみたい(*´∀`*)、なんて

うっとりしている場合じゃありませんよ。

なんとこの球(なのか?)、自分の意思で動かすことはできません。

淡蒼球がある場所をみても、脳の奥の奥、一番の深部にあって、

スーパーマリオで言ったらラスボスがいる宮殿です。

とてもじゃありませんが自分の意思で動かせそうにありません。

ただ幸いなことに、淡蒼球を起動させる4つのスイッチがあるのです。

(1)身体

(2)経験

(3)報酬

(4)イデオモーター(観念運動性)

(1)は、とにかく身体を動かすこと。

よく「口はいいから手を動かせ!」って言いますね。

やる気がなくても動きたくなくても

決まった時間に本を開いて勉強するとか、やりたくない仕事もえいやっと

作業を始めてしまうことで、脳が活性化するそうです。

池谷先生はこう説明しています。

「『やる気が出たからやる』のではなく、『やるからやる気が出る』」

(2)は、いつもと違う新しいことをしてみること。

新しい経験には海馬が淡蒼球を起動させて脳が活性化します。

「身銭を切る」「形から入る」というのも効果的なんだとか。

ルーペちゃんの「なんちゃってノマド」も環境を変えて

新しいことをするという点で、淡蒼球を起動させているのですね。

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(3)は、ごほうびのこと。「ダイエットが成功したらデザートビュッフェに

行ってもいい」なんてのは典型的なごほうびですね。

しかし「何よりのごほうびは達成感」だそうです。

達成感…そういえばしばらく味わってないわ~(´・ω・`)ショボーン

(4)は、聞きなれない言葉ですが、つまり思い込みやなりきりのこと。

「こんな仕事(勉強)は簡単だ、自分ならあっという間に終わる」

と強く念じるとそうなるように身体が動く、のだとか。

と、ここまで4つのスイッチを見てきて、ルーペちゃんの

「月9ごっこ」にそれなりの効果があったのがわかりますね!

一見バカバカしいようなことにも、科学的に根拠があるものなんですよ!

やる気がでないあなたもご一緒にいかがですか、月9ごっこ。