Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

免疫細胞の職場環境

こんにちは、ウェブコミック「独身OLのすべて」を読んで

息ができないほど笑い転げているルーペちゃんです。

「目当ての先輩と一緒にメシに行きたいがためにすぐ終わるハズの

仕事をダラダラやる」女にエア残業乙」と吐き捨ててみたり、

BBQで「『開始早々自分はなにもしないと決め込み男の輪の中に

陣取って運ばれてきた肉と酒を流し込むだけの美人』

の隣のたいしてカワイくない女」を

ガヤ要員にもならぬ笑い声要員」「あの子の

アイデンティティって美人と友達ってだけ」とディスってみたり。

心当たりのあることばかりで、ひざポンしすぎて膝の皿が割れそうです。

こんな面白いマンガがタダで読めるなんて申し訳ないので、

単行本化されたら必ず買おうと思います。

笑いというのは生活に潤いを与え、QOL(Quality Of Life)

を高めることに貢献するだけでなく、もっと直接的に体に働きかけるものなのです。

笑うことによって体の免疫細胞が活性化し、免疫力がアップ

することに着目し、ガン病棟で落語会を開いたり、お笑い番組の上映会を

したりする病院もあるそうです。

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免疫細胞は、がん細胞を退治する軍隊の役割を担っています。

がん細胞を見つけると自分の仲間かどうか確認し、

仲間じゃないと判断するとその細胞を抹殺します。

忍者の「山・川」みたいな合言葉があるわけじゃなし、

どうやって仲間だ/仲間じゃないを見分けているのか

全く不思議な話です。

自分の体のことながら、免疫細胞って賢いですね。

ただ、がん細胞はもともと正常な細胞が遺伝子の突然変異を起こして

変化したものです。

いわば「元は身内」であるだけに、「異物である」と認識しにくいのです。

そうやって取りこぼしたがん細胞が成長していって、やがてがんになります。

1つのがん細胞が検査でわかるほど大きくなるには10年から20年

かかりますが、だからといって「ああよかった、まだ安心」とは言えませんよね。

いつの時点で取りこぼしたかわからないのですから。

18歳のときかもしれないし25歳のときかもしれないし、もしかしたら

たった今、このとき、免疫細胞の目を逃れて1つのがん細胞が分裂を

開始しているかもしれません。

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「ああ、俺の体の中で今がん細胞が見逃されているかも!」と考えて

眠れない夜を過ごすよりも、自分の体のためになることを

日々地道に積み重ねていくことで、健康を維持していきたいものです。

まずは24時間365日監視の目を光らせてくれている免疫細胞が

元気で快適に自分の仕事が出来るよう、良好な職場環境を整えることです。

免疫細胞の職場=自分の体、ということは、

基本的な生活習慣を整えていくことが何より優先です。

小学校のときから言われ続けている極めて簡単なこと、

今更改めて言うまでもないとは思いますが念のため。

早寝早起き。何でもよく食べよく眠る。家族友人と仲良くする。

くよくよしない。深酒喫煙を控える。

あとは年に一度必ず健康診断を受けることで、免疫細胞が

取りこぼしたがん細胞を初期に見つけるようにすること。

サプリメントがどうしたとか低速ジューサーで野菜ジュースがどうのとか

エクササイズDVDとか、そういうのは生活習慣が整ってからの話ですから!