春節の思い出
テレビのニュースを観ていた6歳の娘の
「ママー、ことしはインフルエンザが10ばいだってー
Aコンコン型だってー」というセリフに悶絶しているルーペちゃんです。
あまりに面白いので他の人にも聞かせたくて
「今年は何型がはやってるんだっけ?」とたびたび娘に聞くので
嫌われてしまいました。
娘は香港に2回も行ったことがあるのですが、
「インフルエンザ=ホンコン」とはならないんですね。
「インフルエンザ=咳が出る=コンコン」という連想の方がたしかに自然かも。
ルーペちゃんの姉一家は仕事のために4年ほど中国の広州に住んでいましたので
ルーペちゃんと娘も何度も遊びに行かせてもらいました。
今は季節柄中国の「春節」のニュースを見かけることが多く、
また幼稚園で仲良くしている中国人のママ友が春節で里帰りすると聞いたりすると
数年前訪れた春節の広州を思い出します。
(広州東駅前。なんとなくいつも煙っているのです。。。)
春節にはのべ32億人が里帰りのため大移動すると言われていますが
たしかにものすごい人でした。
駅周辺は列車に乗る人、キャンセル待ちのため駅前で寝泊まりする人などでごった返していて、
(治安が悪く)危なくてカメラなど取り出す余裕もありません。
でも野外生活をしながらもきちんと食事はコンロで煮炊きしていたりして、
中国の人の食にかける情熱をかいま見た気がします。
爆竹とともに年が明けるとそれなりに穏やかな空気が流れます。
中国の飾り付けはとにかく赤、黄、金。
普段から派手ですがお正月はとにかくきらびやかです。
これは香港ディズニーランドホテルの飾り付け。
ぶら下がっているのはなにかというと
「フォックスフェイス」と「ホンパオ」。
フォックスフェイスはカナリアナスともツノナスとも呼ばれ、中国人が好む
金色をしていることから縁起物として飾られます。
ホンパオは要するにお年玉のことです。
中国のホンパオは日本のように子供だけにあげるものではなくて、
普段お世話になっている人たちに配るものです。
マンションの管理人さんやドアマン、よく行くお店の従業員、
職場であれば部下や従業員、はたまた習い事の先生。。。
(ホンパオづくりの作業も一仕事)
中身はチップくらいのお金なので(10元)ひとりひとりは少ないのですが、
姉はこのホンパオを150袋用意していました。
というのも、マンションの出入口だけを見ても、普段裏で掃除だけをしているような
従業員までホンパオ目当てでわらわらと集っていて、
マンションを出入りするだけでも10袋は配らなくてはなりませんでした。
年が明けてからの街の様子は混雑でもなく閑散でもなく、
開いているお店でショッピングを楽しむ人たちがぶらぶらと歩く、
なんとなく最近の日本のお正月に似た雰囲気でした。
広州で初めてのユニクロが開店したばかりだったので珍しそうに写真を撮る人も↓。
中心部の広場(日本でいう代々木公園的なところ)では人々が凧を揚げています。
我々もピカチュウ的な絵がついた凧を買い求め、揚げてみました。
・・・まったく飛ばないんですけど!
これもまた極めて中国的なエピソード。
2013年の春節は2月10日だそうです。
ニュースで見かけることがあったら、こんな様子なんだな~と想像してみてくださいね。
では、ルーペちゃんでした。