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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

東京にだって負けないぞ!~山梨グルメ紀行その④~

皆さんこんにちは。
梨子ちゃんです。
来年2019年に甲府開府500年を迎えるそうで。
現在いろいろなイベントが開催されています。
こうふ開府500年記念事業カウントダウンイベント100日前
と題し、ディズニーの仲間たちが山梨にやって来て
9月23日に甲府市にてパレードを行いました。
我が家は観に行きませんでしたが、県内ニュースにて確認。
ものすごい、人、人、人!

(山梨日日新聞より)

どこからこんなにというくらいの人出で
まさに『500年に1度』の人出。。。
なんて言っている方もいたそうです。
人が来たりイベントが盛り上がることで
山梨をより知ってもらえることが出来たら嬉しいと思いました。
その他、笑点でおなじみの春風亭昇太さんによる城歩きのススメ
というイベントも行われました。
舞鶴城の散策やトークショー。
ちょっと、知らなかった。
行きたかった昇太さん。
教えてよ~(残念)

●ラーメン美味し

では、再び山梨の美味しいラーメンをご紹介しようと思います。

『徳栄軒』
甲府駅北口からすぐ、線路沿いに『甲州夢小路』
というエリアがあります。
お土産屋さんや食事処などいくつか店舗がある中にこのお店があります。

ラーメン屋さんにしてはオシャレな構え。
右側の階段を上がっていきます。

階段下にはこんなポップも。


ご主人が天然だしにこだわっていて
メニューも
・天然だしの醤油らーめん
・天然だしの味噌らーめん
・天然だしの塩らーめん
と謳っていらっしゃいます。

店内にもだしのいい香りが漂っていて、食べるのが待ち遠しい、 そんな
気分になります。

だし味噌らーめん

だしがしっかり効いているので味噌の旨味が凝縮されていました。

煮干し大好き女子高生、梨娘お気に入りは
煮干しだしらーめん

ふんわり香る煮干しがたまりません。
さっぱりしていてくせになる美味しさ故に
リピート率高めになっています。
平日の昼間は、 ランチに来ている近くの会社員の方々でいつも混雑しています。

『匠庵』


純水煮干し中華そば、ってまた煮干しかい。。。
というくらい梨娘が選ぶお店は煮干し推しのところが多く。

こちらも甲府駅南口からすぐ、 県庁そばの平和通り沿いにあります。
梨娘の学校の近くにあり、 気になって仕方がないお店があるから一緒に行って欲しいとのこと で先日行って来ました。

お店はカウンター席が10席強ほどのこじんまりした造り。
梨子ちゃん& 梨娘親子以外にもお客さんが次々と来店していました。
お店の造りをご存じなのでしょうか。
お一人での来店の方がほとんどでした。

そして頂いたのがこちら。

これまた煮干しの風味が濃厚、ですがさっぱりとした味わいで
いわゆる『まくる』(スープまで全部飲み干す) ことも躊躇なく出来る逸品でした。
ランチもいいけど、飲んだ後の〆としてもいいかも、 なんて思いました。
少しピンクがかったチャーシューも柔らかくて美味しかったです。
ネギ少な目、三つ葉使用というところも新しい感じでした。

『えのきや』

山梨市、 雁坂トンネルに続く国道140号線沿いにあるこちらのお店は
我が家の定番。
自宅から近いこともありますが、 かなりの頻度でお邪魔しています。
煮干しにうるさい?梨娘が一番好きだというのがここの『 中華そば』。
ちぢれ細麺にスープが絡んで素朴だけれどもやみつきになる美味し さです。

ちなみにお値段なんと450円!
ワンコインでおつり来ます、奥さん、食べるしかありません!

そして山梨のラーメン屋さんでは安定の『モツ』。

こちらは塩モツ。
他にもたれモツがあったり、 七輪で焼肉やホルモン焼きも楽しめるお店です。

●県外からも

今回ご紹介したお店は、甲府駅から近いことや、 県外に通じる国道沿いにあったりと、 県外から来た時も比較的寄りやすいお店です。
うんちくを語れるほど立派な舌は持ち合わせていない梨子ちゃんで すが
こういった紹介が少しでも山梨のことを知ってもらえるきっかけに なったら、なんて思います。

冒頭にご紹介したパレード。
ディズニーの仲間が来たら山梨にもあんなに人が来るんだ!
と、山梨県民としては衝撃でもあり。
だからこそやり方次第で人は呼べると思いました。
山梨のグルメもその一つのきっかけになったらいいなと思いました 。
書いてるそばからラーメン食べたくて仕方なくなってきた梨子ちゃ んが山梨からお伝えしました。

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バスで旅する石垣島【後編】

こんにちは、ペコちゃんです。
前回の、石垣島をバスで旅したお話の続きです。

●バス旅で大切なこと

これにつきます、行きたい場所や時刻表を確認し予定をたてること!

前回お伝えしましたが本数が少ないので、予定をたてて計画的に利用することが大切です。滞在中毎日バスを利用していましたが、遅れることなく時間通りに運行されていたので、予定通りに移動できました。

●こんなコースはいかがでしょうか

バスターミナルを起点とします。薄いグリーンは7/1~9/30の期間運行。
基本的に平日・土曜・日祝日ともほぼ同じダイヤで運行されますが、路線によっては学校の休校日や日祝日に運休されることもあるので、時刻表をご確認くださいね!


①豊かな自然の中古き良き八重山の家並みを再現した日本最南端のテーマパークやいま村と子どもも安全に過ごせるフサキビーチを楽しむコース。

上の時刻表、ピンク部分をご覧ください。バスターミナルを8:55→やいま村到着9:23

雨天時を過ごすために行ったやいま村でしたが、動物大好きな息子がすっごく楽しかったと喜んだやいま村。リスザルがいてエサをあげることができます。ちなみに動物が苦手な娘はその様子を遠くから見ていましたが、昔から伝わる家遊びのアトラクションでは率先して踊り、それぞれが楽しんでいましたよ。

シーサーの絵付けやサーターアンダギー作りもできます。昼食を村内のレストランで食べ、12:32のバスに乗車。そこから9分のところにあるフサキビーチで海遊びを。フサキリゾートヴィレッジすぐ裏手のビーチですが、宿泊していなくても利用OK。有料ですがプールもビーチ目の前にあるので、飽きずに遊ぶことができます。

プール利用は4時間ごと、上がった後はのんびりシャワーを浴び支度ができます。17:41のバスに乗車し、バスターミナル到着18:05、夕食をのんびりとれます

②日本百景そしてミシュラン三つ星にも選ばれた石垣島屈指の景勝地川平湾フサキビーチで夕日を満喫コース。

上の時刻表、水色部分をご覧ください。バスターミナルを9:35→川平湾到着10:16

私たちが宿泊していたのはこの近くでした、ただ眺めているだけで満足してしまう川平湾。流れが早いため残念ながら泳ぐことはできないのですが、足をつけるくらいなら大丈夫。たくさん出ているグラスボートに乗れば、珊瑚や魚たちを見ることができます。所要時間は30分ほど、15分間隔で出ていて予約せずその場で乗車できます。

グラスボートや周辺を散策し、周辺のお店で昼食をとったあとは13:58のバスに乗車、約23分でフサキリゾート到着。フサキビーチは夕日がきれいです、日没は8月19:00~19:30前後、9月は18:30~19:00前後。ゆっくりと夕日を満喫し、19:36のバスに乗車、バスターミナル到着20:20です。

もちろん、川平湾より北部、東側にも良いところがたくさんあります。またの機会にご紹介できましたら!

●便利なサービスがあります

①手荷物配送サービス

石垣島に着いた日にそのまま、または帰る日に空港へ行くまで観光をしたい方におすすめしたい。石垣空港、離島ターミナル、市街地エリアの宿泊先へ当日内に荷物を運んでくれるサービスです。

つまり、空港に着いて配送サービスを依頼→そのままバスで観光→宿泊先にチェックイン時に荷物が届いているという流れ。帰りも同じですね、宿泊先にて荷物を預ける→観光する→空港にて荷物を受け取る。

バス車内で邪魔になったり他のお客さんにあたってしまう心配がなく、身軽に観光できます。観光地でもコインロッカーが用意されているところはほとんどないです。

気をつけることは、サイズ(3辺(縦+横+高さ)の合計180cm以内、重さ30kg以内)、現在は市街地の宿泊先のみ対応、受付は当日可ですが混雑していると受付できないこと。事前予約がおすすめですよ。一回500円。

受付場所や連絡先など詳細はこちらよりご覧ください。記載されている配送手続きがフロントでできる宿泊先以外でも対応可能です(要事前連絡)。

②フリー乗降バス

停留所以外でも自由に乗り降りできるサービスです。乗車は・・・バスが近づいてきたら、広い場所にて手を挙げて運転手さんに合図すると停車してくれます。降車は・・・ボタンまたは運転手さんに直接声を掛けて降りたい場所を伝えます。

気をつけることは、乗車路線が決まっていることですね。

東側の路線:白保海岸~石垣空港~玉取﨑(灯台があります)~平野(最北端)、西側の路線:大嵩西入口~米原(青の洞窟などシュノーケリングが盛ん)~伊原間(伊原間サビチ鍾乳洞)の区間です。


東運輸ホームページより

●最後に・・・

正直、勝手を知らない初めて行く土地で車を使わないことに心配がありました。が、何とかなった&当初の目標「腰をすえてのんびり」ができたので大満足です。

バスを利用したからこその出会いもありました。夕方雨の降る中バス乗り場を探しているドイツとオーストラリアから来たお兄さんお姉さんと仲良くなって、お互いの国のじゃんけんを教え合ったり、アメは好きだけど雨は嫌いという日本のダジャレを息子が一生懸命伝えたり。同じ場所に行くからと車に乗せてくださったご家族が、我が家から車で10分の所に住んでいる偶然があったり(子どもも同い年で今でも連絡をとっています^^)。

普段会うことのない人たちと出会うことも旅の楽しさ。良い旅になりました^^

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バスで旅する石垣島【前編】

この夏多くの災害がありました、地域の皆さまへお見舞いを申し上げます。
私も訪れたことのある場所があります、友人や友人の家族が住んでいる場所があります。
すべての地域に1日も早く穏やかな日常が戻りますよう心より祈っています。

こんにちは、ペコちゃんです。

夏休みに石垣島へ行ってきました。以前沖縄へ旅行したことがあって、いつか子どもたちと一緒にと夢みながら早数年・・・やっと訪れることができました。

●滞在中バスを利用しました

石垣島へ行くと話をすると、皆さんレンタカーは必須と教えてくださいました。広い石垣島、市街地はきゅっとまとまっているけれども、景勝地、観光スポットは島内に広がっています。車があれば行動範囲が広がり、時間も融通が利き便利ですよね。

なのですが・・・今回バスを利用してみました、理由は3つ。

①宿泊する川平湾周辺には飲食店があり、気になるお店が徒歩数分のところにいくつかあった
②今回の旅は腰を据えてのんびりしたかった。車があったら、私の場合あっちも行きたいこっちも行きたいと落ち着かないのではという心配があった。
③行きたかったお店へはレンタカーが必要だったのですが、大人気のため予約が取れず・・・ ならばバスにチャレンジしてみようとひらめいた

バスのみにした結果、悪くなかった!石垣島をバスで旅行される方はあまりいないでしょう・・・様子をお伝えしますね。

●路線バス

路線バスを運行している会社は2つ。東(あずま)運輸(東バス)カリー観光バスです。カリー観光バスは、空港~離島ターミナルのみの運行なので、観光の際は東バスを利用することになります。

こちらが、島の地図とバスの路線。

島の南にあるバスターミナルを中心として、ほぼほぼ島全体を網羅しています。バスターミナル前には離島ターミナルがあり、西表島、竹富島へのフェリーが出航しています。

こちらは路線図。12系統が色別され分かりやすい。

●お得なチケット

運賃は対距離制ですが、お得なチケットがあります。

「1日フリーパス」:大人1000円、子ども500円。全路線24時間乗り放題。

「5日間フリーパス(みちくさ)フリーパス」:大人2000円、子ども1000円。5日目の同時刻まで全路線乗り放題。例えば、9/1の15時に購入すると、9/6の15時まで乗車できます。下の画像の有効期間枠の右端15は15時を意味しています(左には月日が記されています)。

無記名シート券:1000円で1100円分のシート(100円、50円、10円のセットと、100円のみの2種類)。現金と合わせて利用できます。

空港往復割引チケット:石垣空港から石垣港離島ターミナル、バスターミナルまで大人1000円、子ども500円。通常片道540円(子ども270円)なので、少しお得です。

私たちは、島の北西にある川平湾周辺に宿泊したのですが、空港~川平公園前 片道大人790円 往復1580円。あと1回どちらかへ行けば優に元が取れてしまうので5日間フリーパスチケットを購入。

市街の宿泊先に滞在する場合でも、空港~バスターミナル往復1080円。そして、例えば青の洞窟もありシュノーケリングが盛んな米原ビーチまで往復1640円なので、とってもお得ですね。

バスターミナルの窓口や、乗車時に運転手さんからも購入できます

●難点は本数

諸々の観光スポットやビーチなどに繋がり便利ですが、難点が本数の少なさ

こちら全路線の時刻表がB4用紙裏表に一覧となっているもので、一気に見やすく便利。ターミナル窓口や、バス車内、いろいろなお店に置いてありますよ。PDFはこちら(西方面東方面)です(東バスのサイトより)。私たちのものは滞在中見過ぎてボロボロになりました。

本数が少ないので、予定をたてて行動することが大切になります。本数や路線などの制約があるので、やはりバスよりも車を利用する人が多いのだろうなと考えていたのですが、なんとバスは大体混んでいて、席は埋まり、立っているひともいつも数人いました。

家族連れ、学生の方々、外国から来た方々・・・お話しする機会もあって、旅の醍醐味を味わえました^^

長くなってしまったので、続きは次回に。観光スポットへのバス利用方法を具体的にお伝えしますね。ペコちゃんでした。

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受験生の母が選ぶ、勉強に役立つ見どころスポット@上野

こんにちは、ルーペちゃんです。

●受験生はただでは遊びに行かない

前回、上野の科学博物館で行われている「昆虫展」の様子をお届けしましたが、上野といえばドクタールーペのある鶯谷のお隣の街。
上野から北に向かう線路は左に90度に曲がっているので、上野ー鶯谷間は直線距離で1キロありません。
科学博物館ー鶯谷駅なら500メートル弱です。
お隣というか、もうほぼ同じ町内って言ってもいいんじゃない?!(そうかなぁ・・・)。
歴史の古い街だけあって、教科書頻出の人物・事柄にまつわる見どころがたくさんあります。
今回は昆虫展におでかけのついでに見て回りたい、受験生の母が選ぶ上野公園の勉強に役立つ見どころスポットをご紹介します。

●西郷隆盛像


高村光雲の作です。

上野といえば西郷さんの銅像。
これ以上はない有名スポットです。
が、上野公園のどこにあるか知ってますか〜?
地図で見ると駅の目の前の、人がバンバン通る場所にあるように見えますが、その場所に行ってみるとかなり寂しい感じがするのは(・∀・)ナゼ?
周りになんにもない上に、微妙に人の通り道から離れているせいかもしれません。
あと、「UENO3153」「さくらテラス」という商業施設に挟まれていながら、それらは上野の山の斜面に建っていて、西郷さんのいるところはどちらも屋上扱い、というのもあります。
詳しくはGoogleストリートビューでご確認ください。

この像、調べれば調べるほどいろんなトリビアが出てきます。
なぜ軍服じゃなくて普段着姿なのか、なぜ似ていないと言われるのか、なぜ犬は後からつけくわえられたのか、なぜ朝廷に反逆した西郷が銅像になったのか。。。
西郷隆盛が明治政府と袂をわかって、西南戦争を起こすまでの事情に理由があるようですが、そもそも幕末から明治にかけての敵・味方(幕府側・新政府側)の分け方ってすごく難しいんですよね。
たとえば長州藩などは、最初は天皇と仲良かったのにいつの間にか朝敵にされちゃって、薩長同盟を経てまた新政府側に戻ってるし。
誰がどっち側でどんな主義を持っているかバラバラだし、同じ藩でも違う考えの人がいますしね。
あーややこしい。
(その辺をドラマで上手に説明してくれたらよかったのになぁ。。。)

今年は明治維新から150年の記念の年。
受験でも出題はテッパンと言われておりますが、複雑さゆえうちの受験生も苦労している単元です。

●彰義隊の墓

明治維新に関係するもうひとつの史跡、彰義隊のお墓です。
旧幕府軍と新政府が戦った戊辰戦争の戦いのひとつ、上野戦争で亡くなった彰義隊の人々を祀っています。
「西郷隆盛像と距離近すぎない?」といつも気になります。
だって敵同士だったやん?
彰義隊にしてみたらずっと敵にお尻向けられてる状態だし、西郷さんにしてみたらずっと敵に背中狙われてる状態だし。
ま、長年これでやってらっしゃるので、お互いもう慣れたよってことでしょうか。

新政府側で上野戦争を指揮したのは長州藩の医師・西洋学者・兵学者である大村益次郎
この人の肖像画がウソでしょ?みたいな絵で。
死後に関係者の話を聞いて、お雇い外国人が描いたそうなので、もしかして想像や誇張が入っているのかもしれません。

たぶん「ものすごく頭が良かった」という話を直接的に表現しようとしたのでは。

私達がこのお墓の前で拝んでいたら、外国人観光客が「これって何なのかしら、有名なの?」みたいな感じで大勢寄ってきました。
徳川幕府、開国、明治維新、新体制と旧体制の対立、そして戦い。。。
英語でこれらのことを説明できる自信がさらさらなかったので、逃げるようにその場をあとにしました。
今から思えば「モニュメント オブ ラスト・サムライ」とでも言っておけばよかったかな。

●上野公園桜開花基準木

上野公園といえば花見。
上野公園の開花基準木がこちらです。

5〜6輪以上の花が咲いたら「開花」で、8割以上の花が咲いたら「満開」だそう。

サクラといえば受験頻出の植物。
中学受験生たるもの、「サクラ」と言われたら
被子植物・双子葉類・離弁花・虫媒花・バラ科・花びら5枚・がく5枚・おしべ多数・めしべ1本・胚珠1個
とすらすら出てこないといけません。
大人の( ・_・)σアナタ、意味分かりますか?
あの人(中学受験生)たち、これをいろんな植物ごとに一覧で全部暗記してるんですよ。
こわいでしょー。

●国立西洋美術館

東京都には世界遺産がふたつあります。
ひとつは上野の国立西洋美術館です。
世界遺産の正式名称は、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」。

ドイツやフランス・ベルギー・アルゼンチンなど世界各国に残るル・コルビュジエの建築作品群を対象とした、大陸をまたいだ初の世界遺産です。

開館時間内であれば外観や庭は無料で観ることができます。
庭には、ロダンの「考える人」や「地獄の門」があるので、こちらもおすすめです。

ちなみに東京都にあるもうひとつの世界遺産、分かりますか?
小笠原諸島」です。
世界自然遺産であることと、小笠原が東京都ということを忘れがちなので、結構狙われるところです。

●科博常設展示


今更言うまでもありませんが、
恐竜、動物の剥製、地学、化学、科学などなどありとあらゆる理系の興味を満たしてくれます。
娘の年齢が上がるごとに興味の対象が変わっていく、という話を以前ここで書きましたが、今回食いついたのは宇宙の展示。
というのも、娘は天体の分野を苦手としており、「意味わからない〜!」と机の前で爆発することもしばしば。
ところがこちらの常設展示には、太陽や月と地球の関係を立体的に把握できる装置があり、自分で好きなように動かせるのです。

日食月食冬至夏至、思いのまま。
なるほど〜と強くうなずきながら、ずっとかぶりつきで動かしていました。

「スーパーカミオカンデ」の模型や実際の部品も展示してあります。
教科書で見たものを実際に見たときの驚きやインパクトがそのまま記憶につながってくれることを期待します。(強く期待しすぎないように。。。)


帰りは不忍池でひといき。
ちょうど蓮が見頃でした。
勉強関係なく、単純に楽しめるときが早く来るといいなあ!

みなさんもお子さんと一緒に遊び&勉強ができる上野周辺にお越しの際は、ぜひ鶯谷まで足を伸ばして、根岸通信でご紹介したお店にも行ってみてくださいね。

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特別展「昆虫」@科学博物館 魅惑の昆虫たち

こんにちは、ルーペちゃんです。
ルーペちゃんと娘が大好きな上野の科学博物館。
なにかというとお世話になっています。
科博の夏休みのお楽しみといえば特別展。
5年前には深海展に行った模様をこのブログでご報告しました
今年の科博は攻めてます、昆虫展ですよ。

特別展「昆虫」

香川照之さんの出演する「昆虫すごいぜ!」(Eテレ)が突き抜けてると話題になりましたが、私も放送を楽しみに観ていたひとり。
香川さんがオフィシャルサポーターを務め、番組とのコラボもあるとのこと。
田舎育ちで昆虫が苦手ではなく、むしろ好きな方の私達母子はわくわくしてでかけました。


公式ツイッターで混雑状況を確かめながら出かけましたが、平日の午後イチの科博は入場待ちもなくスムーズ。
最初の方の展示はさすがに渋滞が起きていたものの、そこを上手に回避すればほぼストレスなく観ることができました。

入ってすぐにあるのは巨大模型の部屋。
まるで自分が小さくなって昆虫の世界に紛れ込んだような感覚です。

これに血を吸われたら確実に命を落とすわ〜

これに刺されたら確実に(以下同)


ホウセキゾウムシの標本。
標本の並べ方にも個性があって面白いです。

大きさ順に丸く並べたカブトムシ。
デザインあ」に出てきそうな。


展示の一角に真っ黒に塗りつぶされた「Gの部屋」なるものがありまして、ご想像どおり、ゴキブリの展示です。
標本だけでなく生きたGも展示されていますので、嫌いな方が回避できるようにとの配慮です。
我々は当然中に入りましたが、思っていたほどの嫌悪感をもよおす展示ではなく、世界にはいろんなGがいるんだなあと感心したほどです。
「これイモトがレポートしてた」とか「これ森三中が食べてた」とかイッテQ由来の記憶もあり。

こちら生きたマダガスカルゴキブリ。
とても美しい、むしろ芸術的ともいえる写真に仕上がっているのですが、まあ観たくない方もいるでしょうから自粛します。
あまりゴキブリらしく見えないものをひとつだけ。

この真珠色に輝く虫もゴキブリですって。
名前がまた可愛らしい。
誰がつけたか「ニコニコゴキブリ」。
なんで?と思ってよく見たら、あ!ホントにニコニコしてる!(背中の模様)


メムノンフクロウチョウ」はフクロウに擬態する蝶。
ある日突然「フクロウの真似したら食べられないんじゃね?」って気づいてから、この模様を会得するまでの長い年月を思うと感涙を禁じえません(ウソ)。

この昆虫展で何と言っても圧巻なのが標本回廊
天井まで壁一面に展示された標本がずらーーーっと並びます。
大空間で昆虫に囲まれたひととき、お好きな方にはたまりません!

この隙間なくギッチリした感じがA型人間にはなんとも気持ちいい。

なのでこの部分、惜しかった。
ここまで詰めたなら、もうちょっとなんだからあきらめないで!。

好蟻性昆虫のブースではイラストレーターのいずもり・ようさんによる4コママンガで分かりやすく面白く生態を解説していました。
なんともぬらっとした面白さ、お伝えしたいのですがうまく言えないので足を運んでくださいとしか!
ちなみにいずもりさんは「信州大学理学部生物学科を卒業後、出版社に勤めながら活動」なさっていたそうで、デフォルメしつつも正確な印象の絵はそういうことかと納得。

最後は、昆虫の体のしくみを利用した科学技術についての展示。

青色に輝くモルフォチョウは、青色の色素を持っているわけではなく、鱗粉の反射によって青色の光の波長のみを強調し、青色に見えています。
その構造を模した繊維を「モルフォテックス」といいます。
ただの白いドレスが、光を当てることで青色に輝くのです。

写真だとわかりにくいかな〜。実物はもっとキレイです。
これが色素による発色ではないというのが驚き。

もうひとつは「モスアイ構造」。
昆虫の複眼(トンボとか、たくさんの目が集まって一つの目になっているやつ)の特徴で、低反射性というのがあるらしいですが、詳しい説明はムニャムニャムニャ、とにかく余分な光をカットして、反射しづらくしているのです。

左の額縁は光が反射して一部見えづらくなっていますが(「虫」の字のところ)、右は全く反射していません。
この技術はテレビの液晶画面などに応用されているそうです。
昆虫すごいぜ!

たっぷり展示を楽しんで、最後はショップでお土産探し。
これもまた展覧会の楽しみのひとつです。
私が買ったのはこちら!

マグニフィクスホウセキゾウムシ」のキーホルダー。
中に入っているのは本物の虫の標本です。なので当然裏もあります。

美しいわ〜。下手な宝石より美しいわ〜。
アクリルに閉じ込めて鑑賞するあたり、なんだか銀河鉄道999の機械伯爵のようでもありますが、長くかわいがるので許してくれい。

片っ端から自分で写真を撮りまくってる5歳位の男の子や、子供がぐずっても上の空で展示を凝視するお父さんなど、観覧者それぞれが昆虫を思う存分楽しんでいましたよ。

ちなみに見終わっての私の感想は、「カミサマは細かいとこまでよく作ったな〜」です。
普段はどうしても人間が中心の考え方をしてしまいますが、この深遠かつ複雑な昆虫の世界を覗き見ると、「虫たちは虫たちの業界でいろいろやっている」ことに改めて思いが至ります。
そしてそれは地球上に存在するすべての生けるものたちも同じ。
カミサマから見たら、みーんな、平等なのでしょうね。

特別展「昆虫」
2018年7月13 日(金)~10月8日(月・祝)
午前9時~午後5時(最終入場は各閉館時刻の30分前まで)
※金曜、土曜日は午後8時まで