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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(後編)

こんにちは、ルーペちゃんです。
今日は前回の続きです。

平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(前編)

●歩けばわかる

地図で見ると皇居東御苑は皇居全体の3分の1ほどの大きさです
にしても大きいです。

(クリックすると大きい画像が出ます)

九段下から歩いて行って、東御苑を半分ほど周り、最後は大手門から出て電車で帰りましたが、帰宅するとスマホの歩数計が18,000歩を示していました。
距離にして12km。

江戸城がいかに大きかったか体感できます。

●竹林に吸い込まれる人々

庭園ではテーマごとに植物をまとめたエリアがあります。

こちらは「桜の島」と名付けられた、桜の木を集めたエリア。
ここに限らず園内には桜の木があちこちに植えられているので、桜の季節も見てみたいものです。
今はまだ枝ばかりのさみしい様子ですが、つぼみは春を待っていましたよ。

宮内庁のサイトでは、きめ細かく園内の花の開花状況を更新しています。

興味深いのが竹林エリア。
いえ、別に竹に興味があるわけではありません。
行列ができんばかりの勢いで、外国人観光客が次々と吸い込まれていき、写真撮影に励むのです。

竹は温暖湿潤な地域にしか生息しないので、ヨーロッパや北米、オセアニアでは見られないそうです。
そのことから竹は日本的なものの象徴として、京都の竹林なども訪日外国人にとても人気があるとのこと。
たしかに皆さん嬉々として眺め、撮影し、触っています。

説明板にこのように書いてありました。
この竹林は天皇陛下のお考えから、平成8年に整備されました。
こうなることを予想していらしたとしたら、めっちゃグッジョブであらせられます。

●松の廊下

東御苑の中にはあの「松の廊下」の跡地があります。


・・・へえ、としか言いようのない状況ですが、まあそりゃそうだと。
建物があるわけじゃないので。
この辺で「殿中でござる〜」ってやってたのねーと思いを馳せればよいのです。
本丸からこれくらい離れてたんだな、ということも実感でわかるのでいいですね。
背景を知らない外国人観光客も立ち止まって眺めているので不思議に思っていると、みなさん手にスマホを持っています。

宮内庁が無料の音声ガイドアプリを公開して、美術館の音声ガイドのように観光ガイドを聞けるようになっていました。
少ない費用で効果に優れた素晴らしい取り組みだと思います。

続く広場に人だかりがしているので見に行くと、小さな果樹園のごとくビニールハウスに入った柑橘が。


こちらは見事な「文旦」です。
何度も言いますがこんなによく管理された公園が無料、無料ですよ。

●大番所、百人番所

いわゆる江戸城の警備にあたる人たちの詰め所です。
こちらが大番所。

他の番所よりも位の高い与力・同心によって警備されていました。
そして百人番所。

物置のCMじゃないですけど「百人詰めても大丈夫」的な大きさ。
大迫力です。
何度も言いますが、これが東京のど真ん中にあるのです。

●売店


東御苑の中にも売店があります。
菊の御紋の入った財布やカードケース、ネクタイやハンカチなど、場所柄なのかビジネスマン向けのグッズが多かったようです。
季節なので皇室カレンダーが猛プッシュされていました。
お箸や扇子、置物なども豊富です。
人気の「皇居の財布」は牛革製なのに1500円。
グッズの値段は全体にリーズナブルなので、売れ行きはいい感じです。
絵葉書のラインナップも豊富。

伊藤若冲のはがきが大量にあり、ウハウハで買い漁りました。

※ちなみに食べ物のお土産は扱っていないようなので、欲しい方は靖国神社の売店へ。
菊の御紋入りおまんじゅうやカステラなど豊富な品揃えでした。

●三の丸尚蔵館


皇族にゆかりのある国庫帰属の美術品を保存・研究・公開するための施設。
こちらも無料で入れるので楽しみにしていましたが、1月いっぱい閉館中(;´Д`|||)
常設展示はしていませんが、
・唐獅子図屏風
・蒙古襲来絵詞
・伊藤若冲「動植綵絵」
など教科書にも載っているよううな大変有名な作品を多数所蔵しています。
三の丸尚蔵館は今後建て替えが予定されており、今後のあり方について有識者からなる委員会で議論されています。
(「宮内庁三の丸尚蔵館の今後の保存・公開の在り方に関する提言」)

貴重な美術品を多数所蔵しているので、ぜひともそういった作品に身近に接することができる環境にしてほしいとは思いますが、宮内庁管轄の施設を訪れて毎回思うのはその使い勝手の悪さ
たとえば一昨年奈良の正倉院を訪れた際一番驚いたのが「月〜金(祝日を除く)の10:00〜15:00」という公開時間。
しかも”公開”と言っても、何十メートルも遠くのビューポイントから外観をちらっと眺めるだけ。

京都御所も以前は往復はがきで見学を申し込む必要がありましたが、平成28年7月から手続き不要になったりしたので、徐々に改善されているようではありますね。
宮内庁の予算と人員を考えたら精一杯なのかなあ。
もうちょっとなんとか頑張ってくれるとうれしい!

●郵便ポスト


三の丸尚蔵館の眼の前にポストが設置されています。
そこで思い出したのが、宮内庁内郵便局の風景印。
宮内庁郵便局は警備上の理由から職員しか利用できないため大変レアで、宮内庁郵便局の風景印が欲しい人は「郵頼」という、郵便で押印を依頼し返送してもらうサービスを利用しなければならないそうです。
もしかしてこのポストに出したら風景印が押されるのかしらと思いましたが、確認せずに帰ってきてしまったので、次回はここから自分宛てに伊藤若冲のはがきを送ってみます!

●現代に戻って


江戸城へのショートトリップの最後は、大手門から外へ出ます。
大手門は参勤交代のお殿様たちや勅使、当然将軍も出入りする江戸城の正門です。
そして一歩外へ出るとこんな眺め。

右側のビルは新しくなったパレスホテル東京です。
歴史的遺物が豊富でのびのび広く都心のど真ん中でアクセスもよくキレイに整備された無料の公園、素晴らしいです。
私が初めて訪れたのは20年ほど前でしたが、そのときはもっと閑散としていました。
調べてみるとインバウンドの影響もあり、皇居東御苑の入園者数は右肩上がりで過去最高を更新し続けています。
みなさんも都心のちょこっと散歩にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

平成30年の皇居東御苑の年間入園者数は,1,655,219人となり,過去最高

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平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(前編)

こんにちは、ルーペちゃんです。

●平成最後の


この年末年始は「平成最後の」という枕詞をよく聞きました。
普段元号などあまり気にしないのですが、そう言われてみたらただいま中学受験真っ最中のうちの娘は、平成最後の受験生であり卒業生であり新入生になるのです。

翻って昭和が終わり平成が始まったときのことを、私ははっきりと覚えています。
吹奏楽のアンサンブルコンテンストに出場するため重い楽器を持って遠くの会場まで移動したら、天皇陛下崩御のため延期になったと聞かされたからです。
なので、今上陛下が代替わりの影響を最小限にしたい、とのご意思で生前退位を決意されたときは、その出来事を思い出しました。

●都心でぽっかり空いた時間に

突然ですが中学受験生の親に必要なスキルのひとつに、「時間潰し能力」というものがあります。
自分ひとりで移動できない小学生は、授業、模試、週末の講習会、そして受験と、ある程度の距離を伴う移動では親の付き添いが必要です。
そして大抵の場合、親はそれが終わるまでどこかで待ち続けなければなりません。
時間を潰す道具は仕事、本、手仕事、PC、ゲーム、運動などなど。
中学受験生の親は受験が終わるとかなりの「ひとり上手」になっているものです。
(私もPCを持っていろんなところでこのブログを書いたなぁ。。。)

さて先日、九段下で3時間ほど恒例の娘待ちの時間がありました。
いつものようにスタバでこのブログを書いてもよかったのですが、せっかく都心まで出てきたので何か普段できないようなことをしたい。
せっかくの暖かい晴天の日、この晴れをなにかに使いたい。
最終目的地を”あそこ”に定め、歩きはじめました。

●靖国神社

まずは靖国神社、行っときますか。
次々と観光バスが乗り付けてきて、大量の外国人観光客を降ろします。
不思議なのが中国人観光客が多いこと。。。別に気にしないのかな?

”実際に見たら思ってたよりも大きい建造物”として、西の代表が「太陽の塔」ならば、それに匹敵する東の代表は「靖国神社の鳥居」だと思うのですが、どうでしょう。
一体どうしてこうなった、というくらい大きいですよね。

以前「受験生の母が選ぶ、勉強に役立つ見どころスポット@上野」という記事で衝撃的な肖像画をご紹介した大村益次郎先生ですが、実は靖国神社のど真ん中に銅像がございます。

「なぜ!」しか出てこない、肖像画に負けないくらいのインパクト。
眉毛に鳥が止まってるみたいになってますが、ひょっとしてこの人は周りに嫌われてたのかしら。
もうちょっといい方にデフォルメして差し上げてもよかったのでは。偉人ですよ、偉人。

●武道館〜北の丸公園

靖国神社から武道館に向かいます。
昼間からすごい人で、そのほとんどがF1層(20歳~34歳の女性)に見えます。
ジャニーズかなにかのイベントかしらと思ったら、アイドル育成スマホゲームイベントでした。

とにかくすごい人の渦なので、ほうほうの体で人混みをかき分けて北の丸公園へ。
いつ来てもここは平和です。
公園を通り抜けると皇居の乾門が見えるので、左に曲がってしばらく皇居に沿って歩きます。

休日のため、皇居ランナーが群れをなして走っています。
すごいスピードで側を通り過ぎるので私でもちょっと怖いです。
お年寄りなどは気軽に散歩もしにくいだろうと想像します。


少し歩くと右手に北桔橋門が見えます。
ここが入り口のひとつ。
無料で入れますが、受付でアクリルプレートでできた「入園票」をもらいます。
出るときはこの券を返すのでなくさないように。

●皇居東御苑を散策

そう、長い伏線でしたが、最終目的地の”あそこ”とは、皇居東御苑
私の周囲では中に入れることを知らない人が意外に多いという印象ですが、みなさんはご存知でしたか。
皇居の一般参観は事前申請、または当日先着順での受付が必要ですが、東御苑は公開時間中であればいつでも入れます。
(月曜と金曜は休園日、年末年始や行事のあるときも休みです。詳しくはサイトで確認してください
私が入った北桔橋門のほか、竹橋にある平川門、大手町にある大手門からも出入りできます。

●天守台

さて北桔橋門を入ると目の前に天守台がそびえます。
以前の投稿でも述べたように、私は結構あちこちのお城を見に行っていますが、その中のどの城よりも大きくて美しくて立派な石です。当然です、江戸城だもの。

ほら、写り込んでいる人間の大きさと比べてみて。
角の石がまた規格外の大きさ。

石垣だけでこれだけ圧倒するのですから、もしお城が残っていたらどれほどの威容を誇っていたでしょう。

天守台の上はちょっとした休憩所のようになっていて、人々は思い思いにベンチに腰掛けて景色を眺めたり記念写真を撮影したりしています。

こんなのどかで広大な公園のすぐ向こうには、日本を代表する企業のビル群がそびえているのですから、不思議な光景です。

次回に続きます。

平成最後に皇居東御苑で散歩を嗜む(後編)

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恒例・ルーペ母娘旅行「浜松(後編)」

こんにちは、先日珍しくブランドのファミリーセールに行ったら、結局何も欲しいものがなくて手ぶらで会場を出たルーペちゃんです。
しかも1つのフロアに5つもブランドが集まって、はしごできるようになっていたんですよね。
5つ全部回ったのに、買いたいものがひとつもなかったとは。
主催側の問題ではなく、ルーペちゃん個人に問題があるとしか思えません。

●史上最強の霊地を目指して

さて浜松母娘旅、そもそもなぜ「浜松」なのかという疑問も残っていますよね。
突然ですが、私は歴史学者の磯田道史先生のファンでして、テレビも著作もよく拝見しているのですが、

「日本史の内幕」という本を読んでいたら、”史上最強の霊地”という、女の人にはたまらないパワーワードを発見しました。
今の浜松城の近くにあった引間城は磯田先生によると『ここにやってきた男二人に天下を獲らせた。日本中をさがしても、こんな霊地はない。』とのこと。
男二人とは、豊臣秀吉徳川家康
え、ちょっとすごすぎて意味がわかりませんが。

16歳の秀吉が最初の奉公(就職)をして3年間過ごし、その後家康が自分の居城として10年以上過ごし、ここから天下を取りに出た、という城。
この引間城、現在は「浜松東照宮」となっています。

住宅街に、ポツンとしか言いようのない様子で佇んでいます。
お土産を買おうにもひと気がない。
言われなければ知らなければ、通り過ぎてしまうような場所です。

それにしてもひと気がない。。。
大丈夫?今日快晴の土曜ですけど?
この史上最強のパワースポットと称されてもなお一切浮かれていない様子にかえって有り難みが増す・・・

浮かれてたー!!!

家康!

秀吉!

そして娘!

きっちり入らせていただきました。
さあ、こんな遠くまでこのために来たんだ、ごっそりご利益頂いておけよー、娘。

●家康公の化身と遭遇

ひと気のない東照宮で、かなり年配のおじいさんが話しかけてきました。
いかにも地元の人らしい軽装で、これが御神木だから触っとけとか、どっから来たんだ、とかしきりに話しかけてきます。
私達がお参りを終えて浜松城の方に歩きだすと、杖をつきながらゆっくりゆっくりついてきます。
どこで話を切り上げたものかと内心ちょっと困っていたところ、大きい道路を渡る信号が赤に変わりかけたので、チャンスとばかりに「じゃあ失礼します」と走り出しました。
するとさっきまで杖をつきながらヨボヨボ歩いていたおじいさんが、私達を追い越すスピードで走って信号を渡ったのでした

今でも私と娘は、あの老人は家康公の化身だったと信じています。

●浜松城のスタバ

浜松城公園には、4月に出来たばかりの新しいスターバックスがあります。

はぁぁ、いーいスタバですねえ(渡辺篤史さん風に)。

天竜杉を使った建物は天井がスコーンと高く、木の匂いが清々しい。
木のテラスでは小さい子たちが遊ぶのを見ながらお母さんたちがゆっくりおしゃべり。
リスが住んでいるそうです。

混んでいたのでゆっくりできませんでしたが、地元の人のお散歩ついでの休憩にはとてもいいところです。

●浜松城

浜松城公園を突っ切って浜松城へも行きました。
東照宮にあった銅像と同じ、若い頃の家康を復元した像が展示されています。

磯田先生の同書に、”家康を見える化するプロジェクト”のことも書いてありました。
29歳時点の若々しい家康の顔。
評判の美形の家系だったそうで、現代において有名なあの狸顔とは似ても似つかないイケメンです。

浜松城の石垣は「野面積み」という、自然の石の形を残したままで積む技法で、表面が荒々しいのが特徴だそうです。

私の石垣コレクションで比べてみましょうか。

姫路城

松山城

松本城

熊本城

(よく城行ってるな私。。。)

●浜松市役所でも忘れずにご利益受け取って!


帰りは浜松市役所を通り抜けて帰りました。
なぜなら、磯田先生の本にはこんなことも書いてあったからです。
”ホンダ創業者の本田宗一郎氏が東京に行く前に住んでいたのは、今の浜松市役所玄関横の駐車場のあたり”
出世で町おこしもむべなるかな、と思うエピソードでした。

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恒例・ルーペ母娘旅行「浜松(前編)」

こんにちは、ルーペちゃんです。
漫画家の伊藤理佐さんが、学園祭でゴミを捨てに行ったら、ゴミ担当の男子学生が伊藤さんを通り越して後ろにいた女の子に「どうぞー」と手を伸ばしてゴミを受け取っていたことを”若い男にはおばさんが本当に見えていない”と以前描いておられました。
最近私にもそれを実感する出来事が立て続けにありました。
まあ「駅でぶつかってくるのはたいてい若い男」というのは以前からのあるあるなんですが、鳥貴族で食後にお茶を頼んだら二回連続でバイト君に忘れられたことは印象深いです(忘れていたので催促したらそれも忘れられた)。
さらに、前回書いた「新幹線の切符払い戻し」でJTBのお兄ちゃんにも手続きを忘れられていたのがトドメでした。JTBの人が手続きを忘れるってよっぽどですよ。(チケットを預けていたのに!)
お前ら本能に忠実すぎるだろ。。。

●横浜県の変

そもそもどうして受験追い込み期の娘を連れて突然浜松に行くことにしたかというとですね。
我が家でのちに「横浜県の変」と呼ばれる出来事があったんです。
ある日、返却された娘の模試の答案を見て目が飛び出ました。
点数も良くはなかったんですが、解答用紙のある欄に「横浜県」という見慣れない言葉があったんですよ。当然バツがついていましたが。
本来「神奈川県」と書くべきところを「横浜県」と書いてしまったというんです。
そんなありえないことが起きるほど、脳が疲れているんだ!と思った私は、すぐさまJTBに向かい翌日の新幹線の切符を取ったのでした。
旅好きの娘に旅が足りていないのだ、と。

●うなぎ藤田

浜松に行くまでの新幹線のすったもんだはこちら。
さて、前日の新幹線が運休のため、当日正規料金で浜松に向かった(くっそー)ルーペちゃん母娘。
こだまで2時間、浜松に到着しました。


駅にはあちこちに”家康・開運・出世”の文字が。
どうやら浜松は家康の出世にあやかる戦略をとっているようです。
観光案内所にもご利益のありそうな金色の家康くんがおり、しかもアニメっぽい声でしゃべるギミックがついていました。

浜松といえば外せないのが餃子うなぎ。
どちらにするか迷いましたが、浜松では一回しか食事ができないことを鑑み、単価の高い方を選択。
前もって調べていた駅から1分のこちらのお店を訪れました。

うなぎ藤田

ホテルの2階でそんなに目立つ入り口ではないのですが、すごい人です。
浜松でも有名なお店だそうですし、土曜のお昼どきなので仕方ありません、名前を書いて待つことにします。
お店の前で呼ばれるのをひたすら待つシステム。

その代り焼き場がガラス張りになっているのでうなぎが焼ける様子と焼ける匂いはタダで楽しめます。
・・・アガるなあ。

娘は待っている40分間、ずっとこうでした。


うな重(花)3,800円(税別)
松竹梅の「竹」にあたるメニューです。


ひとくち食べて「・・・ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?ふわっふわ!」
口の中で一瞬でほどけるふわっふわのうなぎ。
初めての食感です。
さっきずーっと見ていたおじさんが一生懸命焼いてくれたのだと思うと余計に美味しく感じます。
また、関東のうなぎを食べ慣れているためか、こちらのうなぎを食べると「うなぎのタレは甘くなくてもよかったんだ」と気づきます。
甘みでうまみを補う必要がないほど美味しいうなぎであるという、浜松うなぎの自信の表れでしょう。
(東京では白金台に支店あり)

●娘、ウクレレを買う

出発前、娘が「浜松に行くならウクレレを買いたい」と言い出しました。
別に浜松はウクレレの名産地ってわけじゃないし、ヤマハだったらたぶんこっちで買っても同じ値段だし。。。と言っても聞きません。
娘の中では、浜松=ヤマハ=楽器の本場、という図式が出来上がっているのです。
というわけで、うなぎの後は腹ごなしにヤマハ浜松店へ向かいました。

HPに「1F~3Fが楽器、楽譜のフロア、5F~7Fは音楽教室、8Fにはホールを備え、ピアノ・鍵盤楽器・管楽器・弦楽器から楽譜の販売、メンテナンス、レッスン、音楽鑑賞まで、あらゆる音楽のニーズにお応えします。」
とあるとおり、立派なビルがまるごとヤマハです。
目当てのウクレレは1階にありました。
種類が豊富すぎてどれを選んだらいいか分からなかったので、お店の方に相談しながら、試奏室があったのでいくつか試し弾きをすることができました。
こうやって丁寧に納得のいく楽器を買うことができるならば、なるほど浜松で買う意味はありました。

ちなみに娘がどうしてウクレレを欲しがったかというと、小学校の卒業研究でウクレレを題材にしているからです。
今までハワイのお土産のテキトーなウクレレを弾いていたので、「楽器」としてのウクレレの良さに感激していました。

(学校に置きっぱなしにしているので、残念ながら購入したウクレレの写真はありません)
ソフトケースと調律機がついてお値段2万円ちょっと。
安いのか高いのか、相場も分かりませんが、とてもいい音色で気に入っています。

次回に続きます。

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怒涛の金曜日!東海道新幹線が止まったアノ日に巻き込まれた!

こんにちは、先日珍しくブランドのファミリーセールに行ったら、結局何も欲しいものがなくて手ぶらで会場を出たルーペちゃんです。
しかも1つのフロアに5つもブランドが集まって、はしごできるようになっていたんですよ。
5つ全部回ったのに、買いたいものがひとつもなかったとは、主催側の問題ではなく、ルーペちゃん個人に問題があるとしか思えません。

●波乱の幕開け

今回はルーペちゃん母娘の浜松旅行の模様をお伝えしようと思うのですが、旅行が始まる前に起こった大変なことからお話します。
書く前から予感がします。
浜松に着く前に、「次回に続く」となるであろうことを!

※あまりにバタバタしすぎて、一枚も写真を撮れていないので、使っているのは全部フリー素材からいただいた写真です。当日の様子とは関係ありません。

●東海道線が止まった日


一泊二日の浜松旅行のため、金曜日の夜19時頃出発する新幹線のチケットを取っていました。
かなり早めに東京駅に行き、以前ご紹介した「駅弁屋・祭」さんでゆっくり駅弁を選び、(「東京駅で駅弁を食べられるのはどこだ?!」)改札に向かうとなんだか雰囲気がおかしいのです。
人があふれ、なんだか皆さんぐったりしています。
嫌な予感がしたところにアナウンスが。
「人身事故で東海道新幹線は運転を見合わせています」
ひぃぃぃぃ。。よりによってなぜ今日この時間。。。
その日大きく報道されたので、みなさんも記憶に新しいことと思います。
金曜の帰宅時間だったため、より影響が大きかったのですよね。

しかし日本人て礼儀正しいですね。
こんな非常時にもかかわらずみなさん冷静に待機して、駅員さんに食って掛かる人も大声でわめく人もいません。
淡々と新幹線が動くのをおとなーしく待っています。

●ぷらっとこだま


私達は今回は「ぷらっとこだま」というチケットを取っていたのでかなりめんどくさいことになりました。
「ぷらっとこだま」は浜松までだと通常のチケットより2000円くらい安く行けるので大変お得なのですが、乗車券ではなく「JR東海ツアーズ」の旅行商品、つまり”ツアー”という扱いなので、JRの窓口で変更や払い戻しができないのです。

この場合どうしたらよいかというと。
・乗る予定の新幹線の運休が決まった場合
・予定の時間の2時間以上遅れることが決まった場合
に払い戻しができるので、21時まで駅で待つ必要があるのです。
この時点であと3時間以上あるんですけど!マジすか!

人であふれる駅構内は床も階段も、ちょっとの隙間があればすべて人が座り込んでいるので、改札の外に出て、サウスタワーの1Fにあるディーンアンドデルーカでお茶をしながら待つことにしました。
駅構内は飲食店やベンチは当然、床までも満席(?)でしたが、改札を出てすぐのこちらのカフェはかなり余裕があり、席に落ち着くとほっとしました。

「改札を出る・出ない」というのがひとつ重要な意味がありまして、
仮に予約の新幹線が運休になって家に戻らなければならない場合、そこまでの往復の在来線の切符代もチャラになるというのです。
だから、予約した新幹線がどうなるかを見極めてからでなければ改札からも出られない、という人が多かったのかもしれません。
ですが、私達は前述のとおり「ツアー」扱いですし、その取扱をしてくれるかどうか分からなかったので、そのために我慢するよりは快適さを買おう、と外に出たのでした。

●家に帰りたくない


ディーンアンドデルーカではひたすらツイッターをチェック
こういう非常時は本当にツイッターの便利さを実感します。
続々と同じ境遇の人たちが情報を上げてくれるので、駅構内にいなくても情報が受け取れます。
逆にこういうときは公式サイトは全く役にたちませんね〜。

まだ動く様子もなく、何度も後ろ倒しになる復旧見込み時刻・・・
20時半頃になってようやく「動き始めました!」というツイートが流れてきて、改札内に戻りました。
しかし時刻表にあるのは何時間も前の新幹線。
この様子から、私たちの新幹線は2時間以上遅延するか運休になるだろうと判断し、この日に浜松に移動することはあきらめました。

しかし今から家に帰ってもまた翌朝出かけて日帰りかぁ。。。
家に帰ってしまうともう遠出したくなくなるんじゃないかな。。。
そんな気がしたので、できれば都内か近くでお泊りしたくなりました。
(帰宅しても東京駅から30分くらいなんですけどね!)

コテコテに疲れていたのでできれば広いお風呂に浸かりたい、と
思い出したのが、新浦安の大江戸温泉
東京駅の混雑する構内で立ったままネット予約を完了させ、来たときと同じ京葉線に乗って新浦安まで戻りました。
大江戸温泉の宿泊は朝食付きで一人5000円ほどと格安、(お部屋はさすがに合宿所レベルでしたけど)ようやく部屋に落ち着いて駅弁を食べることができました。
これまでの人生で一番美味しい駅弁でした。
そして思う存分広いお風呂に浸かって疲れを癒やし、布団に入って5秒で即寝。
いろいろあった金曜日がやっと終わったのでした。

●ちなみに払い戻しは

予定の新幹線は運休になっていたので、結果としては全額払い戻しできました。
が、JTBで購入したため、JR東海ツアーズの窓口では払い戻しできず、購入したJTBまでわざわざ払い戻しに行く必要がありました。

この「ぷらっとこだま」には指定のキオスクで交換できる飲物券がついていまして、某駅の駅員さんは払い戻し予定の行きの切符に付いている飲物券を見て、「この飲物券、使っちゃっていいんですよ」とおっしゃいました。
が、何かあったら怖いので使わずにJTBに持っていき、「・・・って言われたんですけど」と聞いてみるとやはり「使わないで正解です。使っていたら払い戻しがものすごく難しくなるところでした」だそうです。
駅員さんすら把握していない使用方法、「ぷらっとこだま」難しすぎ!

はい、肝心の浜松は次回です。

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