Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ルーペちゃん 注目のチアシードを食べる

【夏季休業のお知らせ】はこちら

こんにちは、お盆なのに、治療中の歯がいやなうずき方をしていてちょっと怖いルーペちゃんです。
お盆と年末年始に体に不調が出るのってホント嫌ですよねー。
昔、親知らずが痛んで、1月1日に当番医の歯医者さんに行ったことがありますが、
お医者さんというのは損得じゃできないなーとしみじみ思いました。
1月1日から他人の口の中を。。。おそれいります。

●ローラもミランダも潤も飲んでる

a0027_002304.jpg

先日テレビでモデルの長谷川潤さんがハワイの生活を紹介するという番組がありました。
スタンドでスムージーを注文すると中に黒いツブツブが入っていました。
「これね、チアシードっていうの。すっごい美容にいいんだよ!モデルの友達もみんな飲んでる!」
みたいなことを言いつつ、屈託のない笑顔キラッ。ウインクバチッ。
そのときルーペちゃんはチアシードのことを知らなかったので、
「はぁ、なんやらオシャレなものをオシャレな人が飲んどるな~」
とぼんやり見ていました。

その後意識して見ていると、色々な媒体でチアシードの名前が取り上げられていることに気づきました。
タレントのローラさんやモデルのミランダ・カーさんなども好んで摂取しているらしい。
美容に高感度な女性たちに大人気らしい、と。
それにしてもさっきの
「これね、チアシードっていうの。すっごい美容にいいんだよ!モデルの友達もみんな飲んでる!」
のセリフは、潤が言ってもローラが言ってもミランダが言っても違和感ないことが興味深い。

●チアシードとは

IMG_7876.JPG

チアというシソ科サルビア属のミント植物の種子のことで、アメリカ大陸中央部原産。
古代アステカ、マヤ、インカの人々が貴重な栄養源としていたそうです。
タンパク質、必須アミノ酸8種類、オメガ3、食物繊維、カルシウム、鉄分、マグネシウム
などなど豊富な栄養素を含み、特に体内で合成できない必須アミノ酸9種類のうち8種類を含むことから「奇跡の植物」と言われています。

またカルシウムは牛乳の6倍、マグネシウムはブロッコリの5倍、葉酸はほうれん草の5倍含まれていて、「水とチアシードだけで人は生きていける」とまで言う人がいるのもなるほどです。

ダイエットフードとして注目され始めた当初は、食物繊維の量と、大量の水を吸って膨らむ保水性が主な理由でした。
「お腹が膨らむので余計なものを食べずに済む」ということです。
現在はそれに加えて、ダイエット中に不足しがちな栄養素を補えるという効果が注目されているようです。
水を含むと種の周りにゼラチン状の膜を作り、倍以上の大きさに膨らみます。
それを様々な食事や飲み物に入れるだけという手軽さも好まれる理由です。
茹でたり焼いたり、加熱する必要がないのもよいですね。

●チアシードを食べてみた

IMG_7873.JPG

最近ではレシピ本が出るほど人気のチアシード。
無味無臭なので、どんな料理や飲み物の味も邪魔しません。
無味無臭ということは、味に飽きることもないというわけですので、自分が習慣的に摂取している食べ物に混ぜるのが一番簡単ではないでしょうか。

IMG_7871.JPG

IMG_7872.JPG

というわけで、私もチアシードを仕入れてきました。
コストコで907gで1500円ちょっと。ボリビア産。
相変わらずドスコイな量で売っていますよ、コストコ。
他の店では3分の1以下の量でその値段ですから、安くていいんですけど。

まずは水で戻したチアシードをヨーグルトに入れてみました。

IMG_7906.jpg

キウイの種に似た柔らかい食感で、ゴマより小さくて柔らかいです。
たまたまキウイも入れていたので、キウイの種なのかチアシードなのか分からなくなります。
ゴマのように皮が消化されないものではないらしいので、噛まなくてもよいのですが、やはりどうしても噛みたくなる。。。
でも歯で噛もうとするとゼリー状の皮膜がぬるっとして逃げるのでなかなか噛めません。
ヨーグルトって食感がないものなので単調な感じがするときがありますが、チアシードがあるとプチプチした食感が加わって楽しく飽きずに食べられます。

何度も言うように無味無臭なので、食感が気にならなければ冒険してどんなものに入れても案外大丈夫です。
意外なところでは納豆とか味噌汁、もっと乱暴にコーヒーにそのまま入れてもOK。
液体にとろみを付ける効果があるので、もともととろっとしたものとは相性がいいようです。
よくおすすめされている食べ方としてはサラダのドレッシングに加える、という食べ方があります。

一点だけ気をつけたいのが、ゴマより小さい黒い粒なので、歯の隙間という隙間にくっつきます
歯と歯の間、谷間にビシッとくっつくと、保水性があるだけになかなか取れません。
食後は歯磨き必須です。

●発芽モードにしてからがおすすめ

玄米や大豆など植物の種子にはアブシジン酸という発芽抑制物質が含まれ、それらはいわゆる「発芽毒」として人体に害を及ぼすことがあるそうです。
チアシードも種子なので、同様です。
念のため、種子を「発芽モード」にして発芽毒を無毒化してから食べる方法がおすすめです。

「発芽モード」と言っても、ただ「水に12時間以上浸けておくだけ」です。
私は数日分をジップロックコンテナに入れて、チアシードの倍量の水を入れて常温で一晩置いておきます。

IMG_7899.jpg
入れたばかりの状態

IMG_7904.jpg
一晩たった状態

こんな風にとろっとろになります。
この状態を「チアジェル」と言います。
水分を含ませてすぐ食べるものより、チアジェルにしたものは水分も十分行き渡ってかなり柔らかくなっています。
消化にも良さそうです。

●気になる効果は

まあとにかく腹が膨れる(笑)。
私は朝食はがっつり食べる方ですが、ヨーグルト+フルーツ+チアシード+アガベシロップを一杯食べると、もう後は入りません。
そして昼すぎまでお腹が空かない。
こんなに小さくて栄養たっぷりでお腹が膨れる食べ物なんて、ドラえもんのひみつ道具に加えても良いのではないでしょうか。
栄養素の部分に関しては特に自覚できるものはありませんが(当たり前)、お通じは翌日から「あっ違う!」とわかります。

===以下食事中の方は後で読んで===

夏場だからか、1ヶ月くらいずっと「GERI」気味だったのですが、チアシードを食べ始めてからはいつも以上の「KAIBEN」が戻ってきて、しかも1日2回産出されるように。
すごい効果なので、たぶん摂り過ぎると逆に「BENPI」になります。
推奨摂取量は1日10gです。お気をつけ下さい。

>>>レントゲン読影サービス Dr.LOUPE<<<