Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

節分は大みそかだった

こんにちは、私が友達になりたいなと思うタイプの人を一言で言い表すならば、「スターバックスの店員さんにいそうなタイプの人」です、のルーペちゃんです。
逆に言えば、スターバックスの店員さんには友達になりたい感じの人が多い。
にこやかで気が利いて押し付けがましくなく物知り。
こんなに通っているのにいっこうに友達になれる気がしませんけど。

●もう2月3日終わっちゃうけど

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今日はね、節分の話を書こうと思ったんですよ。
なのにこんな夜中、ヘタしたら明日になってしまう時間。
なぜかっていうとですね、テレビをつけたらみーんな揃って節分の話題ばっかり!
いやっていうほど節分の豆知識を聞かされて、私が書こうと思っていた内容を全部先に言われちゃったんですよ。
録画していた「月曜から夜ふかし」でまで節分の話題、しかも専門家まで担ぎだしてきての節分推しに、テーブルひっくり返す勢いです。節分話の嵐に、すっかり創作意欲を失ってしまいました

豆まきも、「うちでは大豆の代わりにピーナッツまくんですよー、千葉っぽいでしょー」って得意気に言おうと思っていたら、東北以北や九州地方ではピーナッツの方が一般的だそうです。
雪の中でも拾いやすい、汚れを気にせず食べられる、というのがその理由だとか。
でも北と南でピーナッツを撒いているわけですから、その理由、弱いんじゃないかなあ。
どちらも「ムダにしない」という合理的な性分から来ているような気がしますよ。

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というのも、数年前、福岡の夫の祖母の家で節分を迎えたことがありましたが、その際渡されたのは炒り豆が10粒ずつ入った小袋。それを開けて豆をまこうとした私に祖母がひとこと、
小袋のまま撒くのよ」と。
その日は、例の「パラパラ」という元気な音ではなく、「バチン、バチン」と小袋が床に落ちる音が響いたのでした。掃除をしなくて済んで極めて合理的でした。

●真面目な節分豆知識

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「節分」とは本来二十四節気の気候の移り変わる立春、立夏、立秋、立冬の前日の総称です。
二十四節気は立春から始まり、大寒で一巡します。大寒の最終日が「節分」であり、翌日から「立春」、新しい年が始まるのです。つまり、この節分の夜は年越しの夜でもあるのです。
「年の数よりひとつ多い豆を食べる」という習慣は、この年越しによりひとつ年を取ること(数え年)によるものです。

実際旧暦の頃には正月と節分は重複または連続することが多かったので、暦が変わって正月と節分が分かれたことにより、正月行事の一部が節分に移行したものが多く見られます。
現在の豆まきは、文武天皇の時代以降宮中で行われた「追儺(ついな)」と呼ばれる行事に由来しており、本来は12月31日の大晦日に行われていたものでした。
年の変わり目に災厄が鬼の姿で現れて人間に害悪をもたらすと考えられていたことから、これを追い払おうとしたもので、「鬼やらい」とも呼ばれます。ちなみに豆が撒かれるようになったのは室町時代からだそうです。

●恵方巻きってどうなの問題


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節分になるとだいたい「恵方巻きがいつから市民権を得たんだ」「ゴリ押しだ」などの意見がよく聞かれます。
実際、私は↑の節分豆知識を調べるのに、4冊の歳時記や辞典をあたりましたが、そのどれにも節分と恵方巻きを結びつける記述はありませんでした。

その食べ方から考えても、遊び心から始まった行事だろうとは推察できますが、そもそも「現代の節分」そのものが、色々な行事がごちゃまぜになってできあがったものですから、恵方巻きがどうのとかピーナッツなんか言語道断、などのいちゃもんなんか、いまさらですよ、いまさら。
クリスマスもバレンタインもハロウィンも快く受け入れてきた日本人なんですから、恵方巻きにも目くじら立てないで、乗っかってみようではありませんか。

また、お母さん目線から言わせていただくと、普段食卓に出してあまりありがたがられない太巻きを、「恵方巻きだよ」と言えば堂々と買って出せるのです。それだけでご飯にもおかずにもなって、お母さんが作るのはおつゆくらい!なんてすばらしい。
恵方巻きが急激に広まってきた背景はセブン&アイが頑張ったからではなく、こういうお母さん方の共感を得たからに違いありません。

●明けたばかりだけどまた新しい年が来た

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というわけで2月4日は立春であるとともに、二十四節気でいえば新年を迎えたわけです。
1月にたてた目標がうにゃむにゃとしてしまった皆さんは、ここでまた新しい気持ちになって頑張りましょう。

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