Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

コメダ珈琲店に、人はなぜ惹きつけられるのか?

こんにちは、鶯谷の事務所に行ったときは必ず、御徒町にある「うさぎや」に寄ってどらやきを買っているのですが、うさぎやのサイトを見ていたら「どら餡ソフトau laitという新製品が店頭で食べられると知り、用もないのに事務所に行きたくなっているルーペちゃんです。
だってだって北海道産牛乳ソフトクリームにうさぎやのアンコを練り込んだアイスですよ!!(超興奮してる)もうおしりがムズムズして座っていられない!

そんなわけでアイスが美味しい季節になってまいりました。ソフトクリームは街で食べ歩きも楽しいけれども、この時期は溶け方も早いので、できるならお店で落ち着いて座って食べたいなぁ~
・・・そうだ、コメダ行こう。

強引な導入で恐れ入ります。そう、名古屋ローカルの喫茶店チェーンとして有名だったコメダ珈琲店が全国に広がりだしたのがおよそ10年ほど前から。主に郊外へ出店していたのが最近では池袋や吉祥寺、新宿など東京の繁華街にも出店し、コメダの魅力が広く知れ渡るようになってきました。

ルーペちゃんの旦那さんは、7~8年前に名古屋で友人に連れて行ってもらったコメダの印象がよっぽど強かったらしく、コメダ珈琲店が津田沼に出店するやいなや大喜びで通い続けています。スタバもタリーズもドトールもプロントももう十分すぎるほど建っているのに。コメダの何がそんなに人を惹きつけるのか?を今日は考察してみましょう。

●入店から着席まで

とある日曜日の朝、コメダ珈琲津田沼店を訪問。広い駐車場はすでに満杯(ちなみにコメダの駐車場が広いのは、運転が下手な主婦たちが停めやすいようにとの配慮だそうです。)。店の前には20人ほどの行列。いきなりの行列ですっかり行く気をなくしたルーペちゃんを「朝は回転早いから!すぐ空くから!」と励ます夫。20分ほど並んで席に案内されました。店内には待つお客用の長椅子の近くに、新聞各紙や雑誌、子供の絵本まで豊富に読み物が並んでいるので退屈はしません。

●モーニングサービス

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珈琲店なのでまずはベーシックなコーヒーを。ブレンドとアメリカンが420円。おかわりサービスはなし。スタバのドリップコーヒーが320円(トールサイズ)で100円でお代わり可能なことを考えると、同じ420円で倍の量が飲めるわけですから、ちょっと割高感があります。

がしかし、ここでモノを言うのが「モーニングサービス」。名古屋の喫茶店は飲み物に複数の食べ物が無料でつくモーニングサービスで有名です。言うまでもなくこのコメダも。開店から朝11時までの時間、すべてのドリンクにモーニングサービスがつきます。そう、すべての。娘がクリームソーダを注文したら、なんとこのクリームソーダにまでモーニングサービスがつくのです。びっくりするわ~。

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バタートーストとゆでたまごがついてきます。ゆでたまごが常にホカホカなのもうれしい気配り。普通に食べてもいいのですが、110円プラスするとあんこがついてきます。これをバタートーストにのせて、名古屋名物「小倉トースト」にして食べるとより一層名古屋気分が盛り上がります。

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●シロノワール

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コメダといえばシロノワール、というくらいの代表的なデザート。温かいデニッシュパンの上に冷たいソフトクリームをたっぷりのせて、さらにその上にシロップをかけて極甘とろとろになったデニッシュを楽しむという悶絶デザート。。。ジュル。

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まあ予想通りの味ですしもっと美味しくて珍しいデザートがたくさんある昨今、特に珍しいものではありません。でもコメダに行くといつも頼んでしまう不思議。他にこれが出てくるお店を知らないし、美味しいことは間違いないし、やはりあの店舗でこれを食べるということがひとつのイベントとして付加価値をつけているのかもしれません。

●居心地・設備

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座席は座り心地の良いベロア素材のソファ。角度は90度に近くまるで電車の座席のようですが、長い時間座るにはこのほうが疲れないですね。スタバとの大きな違いは客席を仕切る壁とウッディな内装。仕切りで他のお客さんと目が合わないようになっているので、個室感覚が落ち着きます。スタバが「空間を共有」する店作りをしているのと好対照です。通路も広めで歩きやすく、他のテーブルの隙間をぬうように歩かなければならないコーヒーチェーン店に慣れていると逆に戸惑います。洗練されているとは言いがたいちょっと田舎臭い山小屋風内装が、張り詰めていた気持ちを緩め、安心感を与えてくれるような気がします。

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リラックスしてドラえもんを読む娘

●量が多い

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決して薄切りでないパンを3枚使ったサンドイッチ

びっくりするほど食べ物が大きく、量が多いです。メニューだけ見て「あれとこれとそれ」と複数頼むと大変なことになるので、初めて行くときは様子を見ながら1つずつ頼んだほうがいいでしょう。「みそかつサンド」なんて完全にこれ2人分でしょ!って量が出てきます。フロートものけぞるような大きなグラスで出てきます。名古屋特有の「お得感にうるさい」文化のせいでしょうか?

●心遣い

これは有名な話ですが、コメダではシロノワールを頼むと、人数で割り切れる数に切ってくれるのです。3人なら6等分、4人なら4等分、5人なら5等分。ルーペちゃんたちはサンドイッチを頼んだら「人数分にお切りしましょうか」と聞かれたので、サンド類にも同じことをしてくれるようです。

また、「頼みすぎて食べきれなかった」というときもご安心を。「持って帰りたい」というと、「お使いください」と業務用のでっかいアルミホイルとレジ袋をテーブルに置いてくれました。飾り気はなくともお客様の要望には最大限お応えしたい、という姿勢を感じます。(但し6月~9月の夏季はテイクアウトできません)

またどんなに混んでいても、一人客でもためらいなくボックス席に通してくれていました。「どんなお客様もゆっくり長い時間くつろいでもらいたい」というもてなし・歓迎の心を端々に感じるところが、人々がコメダに引きつけられる一番の理由かもしれません。

●まとめ

以上のようなコメダイズムを満喫するにはやはりある程度の店舗面積が必要だと感じました。小さな店で最低限のサービスしかできないような店はコメダとは言えません。なので今後も、港区・千代田区・中央区・目黒区・渋谷区(名指しだ!)には決して出店しないで、郊外のオアシスとして頑張っていただきたいです。

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