このヒトコトで、不思議と気持ちが切り替わる
こんにちは、飾った雛人形が毎日ちょっとずつ様子が違うのは、心霊現象ではなく
小1の娘がこっそりいじくり回しているからだと気づいたルーペちゃんです。
小さくてかわいいパーツがたくさんで、雛人形って子供にとっては
「いじってください」と言わんばかりのものですよね。
今日は3月3日、ひな祭りです。
初節句以来まともにお祝いしていないので特に何の思い出もありませんが、
あっそうそう、娘がまだ2歳くらいのとき児童館で私が作った小麦粘土の
雛人形が「ヘタウマだ」って周りのママたちからすごく褒められたなあ。
「ヘタウマ」って褒めてるか?って話はおいといて、
ここで言いたいのはそういうことではなくて、つまりこういうことです。
「えっもう3月なの?!」(゚Д゚≡゚Д゚;)?
毎年のことではありますが、2月の記憶がさっぱりありません。
今年は特にオリンピックを見ていたらいつの間にか。。。でしたね。
今回のオリンピックで日本は史上2番目のメダル数だったとのこと。
それが多かったのか少なかったのか、素人であるルーペちゃんには
判断がつきませんが、とにかく、選手の皆さんはお疲れ様でした。
ただそのスポーツが好きでやっていただけなのに、強くなると色んなことを
色んな人から(無責任に)言われるようになります。
特に注目を集めるトップ選手たちは、身体だけでなく精神面でも
相当消耗されたことでしょう。
特に、フィギュアスケート・浅田真央選手のフリーでの演技は、
「運動選手のメンタル」というものに関して非常に興味深い問題を
我々に残してくれました。
ショートプログラムで失敗し、翌日のフリーでどんなに頑張ってもメダルは
ほぼ絶望的、それどころか気持ちの切り替えができていつもどおり滑れるか
どうかも怪しいと誰もが思っていたところを、浅田選手は見事な演技で
自己最高得点をマーク。
失敗しても立ち上がる強さと懸命に滑る姿、そして演技直後に緊張の糸が
切れてあふれた涙に世界中が感動をおぼえました。
あのとき、浅田選手がどうやって気持ちを切り替えたのか、どうやって
モチベーションを維持したのか、願わくは数年後でも、浅田選手自身の
言葉で詳細にこのときの心理を経験として語ってくださると、
大げさでなくそれは世界人類の共有財産となると思います。
「気持ちを切り替える」といえば、作家で精神科医の斎藤茂太氏の著書に
「こころのスイッチをきりかえる本」というものがあります。
周囲には「いつも機嫌のいい人」「おおらかな人」という評判だった斎藤氏
ですが、内心は劣等感の塊でクヨクヨしてばかりの人間であった、と書かれています。
歌人斎藤茂吉の長男・作家北杜夫の兄である斎藤氏は、自分より優秀で名声を得ている
家族に対する劣等感に長いこと悩まされてきたそうです。
そんな氏がいつでも上機嫌を取り戻すおまじないとして唱える言葉があったそうです。
「まあ、いいか」
落ち込みそうになるとそうつぶやき、口にするだけで心の切り替えができるように
なった、とのこと。
精神科医である氏は「一種の自己暗示であり、口癖が性格まで変える」
と理由を分析しています。
これを読んで以来、私も何度か試してみました。
心がモヤモヤすること、気になってしかたがないこと、腹の立つこと。。。
エイヤッと捨ててしまいたいけれど、どこにも持って行き場のない気持ちが、
「まあ、いいか」と唱えると、スッと軽くなるのです。
原因がなくなるわけではないので「煙のように消える」とまではいかないまでも、
確かに「軽くなる」のを感じるのです。
あんまりクヨクヨ考えるのはよしにしよう、と思うのです。
私のPCは失敗と打つと、一番目に(ノ∀`) アチャーと変換されます。
この抜けた顔が出てくるとプッと吹き出してしまいます。
人命や名誉に関わるものでなければ、ほとんどの失敗は「まあいいか」や
「(ノ∀`) アチャー」で気持ちを切り替えてもいいのではないでしょうか。
ナヤミムヨオ!
参考文献:「こころのスイッチをきりかえる本」斎藤茂太・著 大和書房