Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

マンモグラフィー検診(2)ホントに「高イ」?

こんにちは、雪って空からのラブレターみたいだよね(*´ェ`*)のルーペちゃんです。

何をのん気なことをと怒られそうですが、昨日の首都圏はま~あ、すごい雪でしたね。
つくづく平日じゃなくてまだよかったと思いますが、
それでも雪で難儀した方、そしてそれらに対応した方には
心よりお疲れ様でしたと申し上げます。

さて今日はマンモグラフィ検診にまつわる「3イ」のうち、
「高イ」について考えてみます。
なんですと?3イってなんだっけって?
んもーしょうがないなあ。
もう一回言いますよ、「高イ・痛イ・恥ずかしイ」の3イです。

「マンモ検診受けたほうがいいとは思うんだけど、
いくらかかるかわからないし(´・д・`)ゞ」

と横になってテレビ観ながらオシリぼりぼり掻いてる場合じゃありませんよ!
まず、マンモ検診を受けようと思ったら、以下の3つの方法があります。

(1)人間ドックなどで受ける任意の検診(自費診療)
(2)地方自治体または会社が負担する検診
(3)診療のための検査

まず(1)の自費診療ですが、ルーペちゃんも正直どの位かかるのか知りませんでした。
「1日人間ドック」などのすみからすみまで調べる健康診断の場合、
3万円~5万円などの価格帯が多い印象があったので、マンモ検診だけでも
結構高いんだろうなぁ、と思っていました。

んが、今回調べてみたらそうでもなかったんですよ!
このブログによく登場する病院検索サイトの「ここカラダ」
ざっと検索してみたら、だいたいこんな価格帯の病院が多かったです。

・マンモ+エコー=1万円前後
・マンモのみ=4~8千円
・エコーのみ=3~5千円

どうでした?思っていたより安くありませんか?
医療保険1ヶ月分位の値段ですよね。
マンモ検診にかかるテマヒマと専門性を考えたら、
決して高くはない料金だと思います。

もっとお安く済ませるなら、(2)の地方自治体や会社が行う
検診に乗っかっちゃうのはどうでしょう。
たとえばルーペちゃんが住む千葉市の場合は、
5年毎に無料チケット配布、2年毎に750円(集団検診の場合)
の自己負担でマンモ検診を受けることができます。

s-ticket.jpg
千葉市が配布する無料クーポン。乳がん検診は使ってしまったので子宮がん検診のやつ。

本来1年毎に受けるのが望ましいので、自治体から補助のない年は
自費診療で受けることにしても、均すと年に約5千円ちょっとの負担で済みます。

また、「乳房にしこりや痛みがある」などの異常を感じる場合は
(3)の診療の一環の検査となりますので、自己負担額は3割となります。
ただ、自覚症状があるのでしたら、値段がどうのこうの言ってる間に
一刻も早く病院に行くべきだと思いますケド。

さあ、これでマンモ検診は「高くはなイ」と納得していただけましたか?

では、凍結した道路には十分お気をつけて!
ルーペちゃんでした。


マンモグラフィー検診(1)序章

こんにちは、起きてるときに見る夢が一番大事な、ルーペちゃんです。

さて、これから何回かに渡って、マンモグラフィー検診について
書いていきたいと思います。

たぶんこれを読んでいる女性でマンモ体験しましたって人は
そんなにいないんじゃないでしょうか。
というのは、ルーペちゃんより若い方が圧倒的に多いと思うので。

多くの自治体や会社の健診メニューで、無料でマンモ検診の対象に
なるのは、だいたい40歳以上の方なんですよね。
40歳未満の方が自費でマンモ検診を受けようと思うと
自己負担が必要になるので、それならエコーと触診だけでいいわって
ことになりがちです。
ルーペちゃん自身もそうでした。
なので、40歳を過ぎて初めてのマンモ体験だったわけです。

費用以外に「マンモ検診をためらう理由」は

「胸をギューと挟まれて痛そう」
「胸を出す検査は恥ずかしい」

というのもあると思います。
特に若かったり、出産を経験していなかったりすると。

マンモ体験談の前に、ルーペちゃんはこの上記3点を
明らかにしておきたいと思いました。
高イ・痛イ・恥ずかしイ」の「3イ」を解決してスッキリしたい!と。

あ、「3イ」ってのはルーペちゃんが今作りましたよ。
別に業界用語でもなんでもないですよ。

次回以降、それぞれ検証していきたいと思いますが、
まずはおさらいとして統計的な話をしましょうか。

乳がんは女性の罹患率で第1位(18%・2006年)ですが、
部位別の死亡率でみると第5位(8.8%・2010年)です。

15人にひとり乳がんにかかり(2006年)、
72人にひとりが乳がんが原因で死亡します(2010年)。

つまり「かかる人が多いけれども治る人も多いがん
と言えるかもしれません。
ただ、それもこれも早期発見できての話。
一般に、乳がんの大きさが2センチ以下ならば乳房の外観を保つ治療が
可能と言われていますが、3~5センチだと残せるかどうかの分かれ目、
5センチ以上だと全摘、さらに転移のおそれありと判断されます。

40~50歳代が罹患のピークですが、30歳代で罹患することも珍しくありません。

要するに、「人ごとではない、いつ自分がなってもおかしくない」
病気だという前提で考えていただければと思います。

では次回、「3イ」の中の「高イ」について検証します!

参考サイト:がん情報サービス


おっぱいの話

こんにちは、先日三人目の子供が生まれた友人の家で

一日中新生児を抱っこしたり遊んだりしていたら

翌日おっぱいが張ってきてしまったルーペちゃんです。

 

いやこれホントの話。

もう新生児の破壊力ってすごいですよ。

笑いもしないし、呼びかけに反応もしないし、

ただただ、ふにゃふにゃと横たわっているだけなのに、

可愛くて可愛くて可愛くて・・・

一度抱っこすると手放せないのです。

一緒に行ったママさんたちも赤ちゃんを奪い合う

ように抱っこしてましたよ。

 

母親とおっぱいのつながりの不思議さは、

子供を母乳で育てているときに強く感じたものです。

 

もうこれ以上出ないってくらいギュウギュウに吸われて

搾り取られたのに、子供の泣き声を聞くとすぐに

出るようになっていたり。

 

少しの間子供を預けているときに、子供の写真を見たり、

よその子供の泣き声を聞くだけでもおっぱいが張って

しまったり。

 

食べた物がすぐおっぱいに反映されるのも面白いなぁと思いましたね。

以前、福岡で(フグより高価な)アラという栄養満点の魚をごちそうになったとき

(ちなみにごちそうしてくれたのは弊社のヒラコ社長でした)

食べてるそばからもうおっぱいが岩のようにガッチガチになって、

痛くて大変でした。

 

うちの子は母乳しか飲まなかったので、「この子を育てるには

これしかないんだ」と、「食料としての自分」の責任を

強く自覚した母乳育児の時間でした。

 

子供がいてもいなくても、女性としておっぱいには

それぞれの思い入れがあり、大事にしたいという気持ちは

共通だと思います。

 

ですが、日本の乳がん検診受診率は先進国の中でも

最低レベルの20%程度。

死亡者数が増え続けている状況を見るとあまりに少なすぎる数字です。

 

近々ルーペちゃんは初めてのマンモグラフィ検査を受診します。

そのときはここでレポートしますね。

では!

 

リンク:国立がん研究センターがん対策情報センター

「乳がん検診の勧め」


マンモグラフィの読影(その2)

ではでは昨日の続き、

マンモグラフィ読影のための機材についてのお話です。

s-IMG_8969.jpg

アキコ先生が読影で使用している手前のディスプレイ、

(ゴメンナサイ画面はお見せできません)

これ単体でお値段なんと、100万円以上するんですって。

(゜.゜)

あっすいません、ルーペちゃん気絶してしまいました。

ディスプレイ界のF1カーみたいなもんでしょうか。

というのも、マンモグラフィの読影ではディスプレイの解像度は

5メガピクセル以上のものを使う、と決まっているのです。

熟達した医師の眼と高性能なディスプレイ。

なぜこんなに高い基準が設けられているかというと、

それだけ初期の乳がんを見つけるのが難しいということです。

 

マンモグラフィ読影認定医のアキコ先生いわく、

「しこりを作っていなくても乳がんになっているケースもあって、

実はそういうのが進行ガンであることが多いんです。

何ミクロンという小さい小さいガンを見つけるために

5メガという解像度が必要なんです。」

 

しこりという自覚症状がなくてもガンになっていることがあるなんて、

ルーペちゃんも知りませんでした!((( ;゚Д゚)))ブルブル

自分で分からないからこそ、検診で見つけてもらうことは大事ですね~。

年に一度は必ず検診に行こう!と改めて思ったルーペちゃんでした。

 

ではまた!ルーペちゃんでした。


マンモグラフィの読影(その1)

いよいよ秋本番、10月に入りました。

10月は乳がん早期発見啓発月間だそうです。

10月1日はこのキャンペーンの一環で、

スカイツリーがピンク色にライトアップされた

というニュースが流れていました。

スカイツリーがピンク色になったのは開業以来初めてとのこと。

ルーペちゃんも実物を見てみたかったです~。

 

ドクタールーペでは、マンモグラフィの読影を毎日のように数多くご依頼いただいています。

と、簡単に言いましたが、

マンモグラフィを読影できるってことは、結構大変なことなんです。

 

まず、「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」の定める

講習を受けて、その上で試験に受かって初めて

マンモグラフィ読影医」の認定を受けられます。

お医者さんがですよ?

すでにお医者さんなのに、また試験を受けるんですよ。

 

さらにこの認定は、5年ごとの更新です。

5年ごとにまた試験を受けるなんて、

ナマケモノのルーペちゃんには信じられませ~ん。

 

さらにさらに、マンモの読影をする機材にも決まりがあるんです。

 

長くなりそうなので機材についてはまた明日~。