【いろんなものを洗ってみよう】(3)洗濯機
こんにちは、先日車を運転中、ちょっと前に話題になった「千葉ットマン」とすれ違って思わず二度見したルーペちゃんです。
ご本人は警察に呼ばれて安全確認などされたようですが、あれはむしろご本人よりも周囲の安全の方が脅かされていますよ。だってすれ違った運転手さんはみんなよそ見していたもの。
●今回洗うものは・・・
さて、いろんなものを洗ってみようシリーズ第三回の今日は「洗濯機を洗ってみよう」です。
あれどこかで読んだことあるぞと思った方、あなたの記憶力は素晴らしいです。
ちょうど二年前にルーペちゃんちの洗濯機を掃除した話をご紹介したのが、「洗濯機の中で海苔を溶かしたみたいな話」。
このときはそりゃもうおぞましいほどの成果が出まして、これでまたしばらくこの洗濯機でやっていけると安心したものです。
が、月日は流れ1年とちょっと後、洗濯槽の軸が限界を迎えたらしく回転時に不穏な音を出し始めたため、昨年末10年使った洗濯機に別れを告げました。
久々の新しい洗濯機はビックリするほど静かで、おりこう。
技術の進展があまりなさそうな洗濯機においてさえも、10年経つとこれだけの技術革新があることに驚きます。
あまりの快適さに買ってから「お手入れ」などすっかり忘れていました。
気づけば購入からすでに半年。
まだまだカビがはびこることはないだろうとタカをくくっていたら、見たくない記事を見つけてしまいました。
●洗濯機の気になる臭いはカビではなく細菌だった
それは長年”おはようからおやすみまで暮らしをみつめ”てきたライオン株式会社さんのサイト。
(このキャッチフレーズ、若い子は知らないんだろうな~。ウィキペディアによると1980年から1990年までのものだそうです。もろ私の10代とかぶっております。まあいいや…)
ライオンさんの最新の研究の内容を簡単にまとめますと
・洗濯槽の悪臭の原因物質は硫化化合物で、カビによるものではない
・洗濯機の洗濯槽の裏には、菌がタンパク質などを栄養源とし、増殖の過程で作り出す多糖などを含むバイオフィルムが存在する
・バイオフィルムは菌やカビのすみかとなっており、バイオフィルムにマイコバクテリウム属の菌が住みつき増殖するとともに、悪臭の原因物質である硫黄化合物の発生量も増加する
・・・だそうです。
(世界初!遺伝子解析技術で洗濯槽の悪臭の原因菌を解明
悪臭の主原因はマイコバクテリウム属の菌/ライオン株式会社)
洗濯機が臭い原因がカビじゃなくて菌だってことが分かったけど、どっちにしても臭いんでしょ、それが何か?と思いますが重要なのがコレ↓↓↓
菌はカビよりも増殖スピードが早い
新品の洗濯機でも、2?3ヶ月でバイオフィルムの発生が認められるそうです。
マズイ、私半年ほったらかしだった。
というわけで梅雨直前、早速洗濯槽の掃除に踏み切りました。
●お風呂の残り湯を使って
用意するものは
・過炭酸ナトリウム(洗濯機容量10リットルにつき100g)
・お風呂の垢すくい
のみ。
過炭酸ナトリウムは、要するに酸素系漂白剤のことです。
私は手に入りやすいこちらの商品を使っています。
トップバリュの衣料用酸素系漂白剤(500g・198円)
ひとつ残念なのが、こちらの商品には界面活性剤が含まれていること。
できれば過炭酸ナトリウム100%のものを使いたいのですが(理由は後述)、まあ安いし入手しやすいので。
「洗濯槽クリーナー」と銘打った商品も販売されていますが、成分は一緒なのに値段が高いので、酸素系漂白剤でOKです。
洗濯槽の掃除は夜行います。理由は2つ。
「一晩つけおきするため」と、「お風呂の残り湯を使いたいため」。
過炭酸ナトリウムは温度が高いほど効果を発揮しやすくなります。
厳密にやりたい方は、お風呂を沸かしなおして「あっちー!」というくらいの温度まで上げてみてください。
洗濯機の水量を一番上までセットして、残り湯を投入します。
そして、あらかじめ洗面器で溶かしてあった漂白剤を注ぎ、洗濯機を回します。
先代の10年モノ洗濯機は回し始めた瞬間にもろもろもろ~と海苔のような黒い物体が湧き出てきたものですが、さすがに買って半年、何の変化も起こりません。
10分ほど回して様子を見ると、泡がもこもこと盛り上がっていました。
過炭酸ナトリウム100%のものを使いたかった理由がここにあります。
界面活性剤が入っているとどうしても泡立ってしまうのですよ。
洗濯槽の様子をみるのにものすごく邪魔なのです。
●スッキリしたのにスッキリしない
15分回した後、水をすくってみました。
あれ、何も出てこない。
一晩漬けたら何か変化があるかもしれない・・・寝よう。
そして翌朝、再度15分回してみました
またしても泡がもこもこと立ってきました。
そして桶ですくってみると・・・やっぱりキレイ。
洗濯機がキレイだったのは喜ばしいことなのですが、達成感はいまいち。
この間のように、すすいでもすすいでも海苔が湧いてでてくるような状態は、大変だけど達成感は十分だったのに。
人間てワガママだなあ。
排水・すすぎを一回やった後、糸くずフィルターを見てみました。
おっ!バイオフィルムらしきものが薄く貼り付いていますよ。
やっぱり我が家の洗濯機にもバイオフィルムは存在していたんだヽ(゚▽^*)乂(*^▽゚)ノ バンザーイ♪←あれ?
これでようやくちょっとだけスッキリ。
あんまりキレイだとブログのネタ的に成立しないので、その意味でも命拾いしました。
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