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ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

娘の長引いた鼻水、副鼻腔炎だった!

こんにちは、ペコちゃんです。

週末は小学校の運動会でした。気温は20℃、保護者はフリースなど温かいはおりものを着ての応援、子ども達も寒そうでした。先週は32℃・・・ 季節の変わり目寒暖差があり体調を崩しやすいです。皆さまどうぞ温かくしてお過ごしください。

●恐怖の鼻水の季節がやってくる・・・と思っていたら

8歳の娘は真夏以外鼻水が止まりませんでした。ひとりで鼻をかめるようになって小まめにかむようになっても、かめどもかめども止まらない・・・ ダウン症を持つ人は鼻咽喉(鼻の奥)が狭いことが多く鼻水が溜まりやすいので、ずっと付き合っていかないといけないのかなと諦めていました。

耳鼻科を受診すると診断はいつも風邪。薬を処方されのむのですが、鼻水は止まらず。鼻の下は荒れて赤くなってしまうし、鼻が詰まって苦しそうで、少し涼しさを感じる季節になると、またあのつらい時期が始まるのかと気が重くなるのが毎年のこと。

しかしですね、先日鼻水が続く原因が判明したのです。

●原因は・・・

出生後から通う小児の総合病院で担当の医師に相談し、その病院の耳鼻科で一回詳しく診断してもらうことになりました。受診日にX線を撮ると、鼻の左右に真っ白いものが。娘は「副鼻腔炎」でした。

●副鼻腔炎って?

以前は蓄膿症とも呼ばれていて、そちらの方が聞き慣れているかもしれません。鼻の周りには4つの空洞(左右合わせて8つ)があり、鼻の奥で繋がっています。4つをまとめて副鼻腔(フクビクウ)と言うのですが、そこに膿がたまり炎症を起こしていることを「副鼻腔炎」と言います

症状は、鼻づまりドロッとした青っぱな鼻の周りや頬の痛み時には発熱。風邪やインフルエンザの細菌からの感染が主な原因なので、娘の場合も発端は風邪でしょう。鼻づまり、青っぱな、目の下付近に痛みがありました。

目の下が痛いと娘が話したとき、どこかにぶつけたのかな?と。娘の炎症は広範囲だったので、目の下にも痛みを感じていたのです。くぅーその時に副鼻腔炎の知識があれば長くつらい思いをさせなくてすんだのに・・・

娘も診断されていたように風邪またはアレルギー性鼻炎と同じ症状なので、一週間以上症状が続く場合はX線や鼻内視鏡の検査を強くおすすめします!

●どんな治療をするの?

抗菌薬の服用やネブライザー(耳鼻科で使われた方も多いのではないでしょうか、炎症を抑える薬剤を霧状にし鼻から吸引する機器です。喉の炎症の場合口から吸引します。)を使用します。娘は抗菌薬と去痰剤が処方されました(1日3回7日分)。

服用を始めて3日目には鼻水も痛みも治まりました。最後まで薬をのみきったのが約二ヶ月前、寒くなった今も鼻水は出ていません。鼻水が止まらないときは夜も寝づらくつらそうでしたが、今は朝までぐっすり。睡眠をちゃんととっているので以前と比べると元気です。

娘は薬の服用で治まりましたが、それでも治まらないと手術が必要となります。たかが鼻水されど鼻水。症状が続くときは早めに耳鼻科の受診を!

●鼻水対策で使っているもの

薬はもう服用していませんが、再発防止のため次の3つをかかしません。

【スポイト吸引器】

まだ娘が自分で鼻をかめなかったときは、電動の鼻水吸引器を使っていました。吸引力があり有りがたい存在でしたが段々と洗浄が面倒になり、手軽に使える手動の吸引器に変更。

子どもの鼻に管を入れ、逆側から吸い込み、間にあるボトルに鼻水をためるものですが、管が長いためかいっぱい吸い込まないと鼻水をとりきれないこと、勢いあまって鼻水が私の口の中に入ってしまったことがあり使用を断念。

今はスポイトの吸引器を愛用しています。小さくて軽いので持ち運びも便利、外出先でも手軽に使えます。我が家はピジョンのもの、以前洗浄中に先端を流してしまったので2代目です。先端は小さいので要注意ですよ。

使い方のコツは3つ、片方の鼻の穴をふさぎ頭の後ろを支えること、スポイト内の空気をしっかり抜いてから吸引すること、鼻の中の壁に先端をあてながら吸引すること

ためないことが大切。

【アロマスプレー】

先日手作りアロマ喉スプレーの講習会に参加しました。鼻水にもOKとのこと、綿棒に液をしみこませて鼻の中につけています。喉の痛みにもばっちり効いているこちらのスプレー、またお知らせしますね。

【ワセリン】

肌荒れ対策ですが、鼻の下が荒れて赤くなってしまうので、こまめにワセリンをつけていました。乾燥から唇や頬もカサカサするので、ついでにつけられて便利です。自宅では缶にしてふたをきっちり閉めずに乗せるだけにしておくと子どもも使いやすい。

予防と、もしもの場合は早めの耳鼻科受診を強くおすすめしたいペコちゃんでした。

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