Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

甘く見ちゃダメ!ヘアカラーリングの皮膚トラブル

【ドクタールーペ・年末年始の営業について】

こんにちは、引越しを機にこたつを導入したら生産性がガタ落ちになったルーペちゃんです。
しかしそのおかげで、てきめんに冷え性の悩みは解決されました。
夜もよく眠れるので体調もすこぶる良いです。
常に体が温まっているので、お風呂のありがたみが薄れたことが残念といえば残念ですが。

●カラーリングのアレルギー

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引越しが一段落したところで、久しぶりに美容院に行ってきました。
自分でも数えてびっくりしましたが、なんと7月から行っていませんでした。
カットとカラーリングをお願いしてのんびり雑誌を開きましたが、渡されたのが「VOGUE」だったのでほとんど読むところがない。。。
ずっと美容師さんとおしゃべりしていました。

話題はちょうど報道されたばかりだった「ヘアカラーリングで重篤なアレルギーが起こる」という件について。
担当の美容師さんがその件についてとても詳しい人だったので、私も色々突っ込んで聞いてみました。

「カラーリング剤に入っているジアミンという成分がアレルギーを引き起こすんですよ。ジアミンは髪を黒くするための成分なので、普通のカラー剤よりは白髪染めの方がたくさん含まれていることが多いんです。」

このアレルギー、今まで知りませんでしたけど最近多いんですか?
「昔からあったと思いますけど、今はカラーリングする方が多いので症状が出る方も多くなっているんだと思います。ボクが担当しているお客さんにもこのアレルギーの方が何人もいらっしゃいますよ。」

気をつけていてもどうしようもないですよね。
「アレルギーなので、許容量を超えると花粉症と同じように、ある日突然症状が出るんです。今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫ということはありません。防ぐ方法はカラーリングをやめることしかありません。」

●消費者庁の報告書

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最近のヘアカラーアレルギーに関する報道は、平成27年10月23日付消費者庁消費者安全調査委員会による「毛染めによる皮膚障害」という報告書が元になっています。

私もざっと目を通してみましたが、見るだけで痛そうな写真が載っていて(>;´A`)>ウワァ!となりました。
頭皮から浸出液がにじみ出ているもの、顔面が赤く腫れ上がり発疹が出ているもの、首筋に発疹が広がっているもの。
首から上という人目につく場所が患部なので、気持ち的にも大変なことが多いだろうなぁと想像できます。

このアレルギーは翌日以降に症状が現れることが多いとのこと。
48時間程度が一般的であり個人差によって24時間から72時間までの間に分布しています。
万が一アレルギー症状が現れた場合に大きな支障があるような予定は、少なくともカラーリングから3日以内には入れないほうが良さそうです。旅行や結婚式、子供の行事なども。

●もしカラーリングに違和感を感じたら

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パッチテストのようなセルフテストを行って問題がなくても、染毛をしてみると症状が現れることがあります。
異常を感じたら絶対に使用をやめること。
アレルギーなので一度症状が現れたら自然に治ることはありません
症状がおさまったからといって自己判断で使用を再開すると、最悪アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、必ず医師の診察を受けてください。

先ほどの美容師さんはこんなことも言っていました。
「ホームカラーリングをする場合は説明書よりも置く時間を短めにした方が安心です。サロンのものより、家庭用の方が成分がきついこともあります。もしアレルギー症状が出てしまった場合も、サロンではヘアマニキュアやヘナなど他の方法もご提案できますので、絶対に使い続けないでください。」

●「そうだったんか!」髪にまつわる勘違いのあれこれ

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美容師さんとの話で判明した意外な事実。

白髪は明るい色に染めた方が目立たない」んですって。
白髪は染まりにくいのでつい一生懸命黒くしがちですが、むしろ全体を明るい色に染めた方が白髪が目立たなくなるそうです。

さらに、「白髪染めを使うのは白髪の量が30%以上になってからでOK」とのこと。
私のように髪をかきあげてやっと見つかるくらいの白髪は、まだ通常のカラー剤でよいそうです。
何でもプロに聞いてみるもんですねえ。

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【お客様各位】年末年始休業のご案内

お客様各位

平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
弊社の年末年始休業についてお知らせいたします。
誠に勝手ながら年末年始は下記の通り休業とさせて戴きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。


 

2015年12月29日(火)~2016年1月3日(日)

■お客様→弊社へのご依頼について

・読影物配送は随時受け取り可能です。
・ネット遠隔読影サービスも、随時受付をしております。

■弊社→お客様へのご返送について

・1月4日(月)到着分より通常受付とさせて頂きます。
・診断結果のご返送は配送・ネット共に、1月5日(火)以降とさせて頂きます。

 


期間中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。
引き続き御愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 ドクタールーペ株式会社
代表取締役社長 平子勝之進   
〒110-0003東京都台東区根岸4-4-9   
Tel:03-5849-4222
Fax:03-5849-4223

ルーペちゃん引越しを機に断捨離する(後編)

こんにちは、暗い駐車場で車止めにつまづき、思いのほか大怪我をしてしまったルーペちゃんです。
右手の指を3本ほどひどく捻挫して、今も薬指が魚肉ソーセージのようにパンパンになっています。
しかし家族や知人に「ほら腫れてるでしょ」と鼻の穴を広げながら見せても「・・・うーん?」と曖昧に笑って返されることにまた傷つくのです。
そうよ、元々細くないですよ。悪かったわねっ。
そんなわけで右手は「人差し指タイピング」でこの記事を書いています。はかどらない!

●やっぱり断捨離はいい!

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はかどらないといえば引っ越しの片づけ。
そろそろ一ヶ月経とうとしていますが、あとダンボールが4個。
今回は捨てることを最優先にしているので仕方ないといえば仕方ないのですが、それにしてもよく捨てました

この1ヶ月で(前回ご説明した)10リットルのゴミ袋を100個以上は捨てました。
10セット買っておいたゴミ袋の買い置きが空になっているのでそれは確かです。
さらに粗大ごみを6個出し、BOOKOFFの不要品買取にも3回足を運びました。

これだけ処分すると、家の中にあるものは「すべて現役」のものになるのです。
もう使わないけど思い出のあるもの」「いつか使うかもしれないけどとってあるもの」は姿を消し、今働いてますよ、そして今は働いてないけど1年以内に出番はありますよ、というものばかりに。

私はあまり風水を気にしない方なのですが、この状況を見てなるほどと思ったことが。
現役感のあるものばかりになると、家の中に活気が生まれるのです。
使われないものの周りには淀んだ空気が漂いますし、それを目にするたびにこちらの気持ちも淀むような気がします。
物にも生命力があるんじゃないでしょうかね。
かわいがられて感謝されて存在しているモノと、邪魔だ気に入らないと思われながら存在しているものとでは、発する気も異なるのでは。

●とにかく「引っ越ししやすい」ことを目指して

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引越しから1ヶ月経ってまだダンボールが残っている私が言うのもなんですが、もしあと1週間後に引越ししろって言われたら結構余裕でいけそうな気がします。
何しろ使うものしか持っていないのですから、どこにどれだけ何があるか把握するのも簡単です。
あとはここから増やさないようにすることが一番難しいかも。

7回引越しを重ねて、私なりに引越ししやすい収納を模索してきたのですが、今のところこれがベストだと思うのは、「ユニット活動」
具体的には、何もかも100均のカゴやケースに入れてしまうことです。
普段からべらぼうに使いやすくわかりやすい収納方法なのですが、この方法の良さを実感するのは引越しのとき。
棚から取り出したらそのままダンボールに入れられて、荷解きもケースのまま取り出してしまうだけ。(なのになぜまだ片付かないのかは謎)

恥ずかしいのですが、いくつか我が家の収納をお見せしましょう。

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これはキッチンの吊り戸棚の中。高い位置にあるのでつい死蔵品が出てしまいがちですが、カゴに入れておけばカゴごと出し入れするのでその心配もありません。

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カップボードの中もカゴ。カゴの中はこうなっています。
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カップをひとつずつ並べる手間が省けます。

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納戸の中の棚のひとつ。
色んな細かいブツがごちゃらとしがちですが、種類ごとにファイルケースに入れています。
意外にしまいやすいし、背が高く棚の高さいっぱいまでスペースを使えるのでムダがありません。
棚が整頓されていればケースの中身はぐちゃぐちゃでいいんです。

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納戸の中の本棚。
本もケースに入れておくと、前後に並べたとき後ろの列の本が取り出しやすいですし、本が倒れてぐちゃぐちゃになるのを防げます。

●好きなものを大事にしよう

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断捨離断捨離と声高に叫んできましたが、とはいえ不要なものをギラギラした目で探していると心がすさみます。
「自分はなんでこんなものを買ってしまったんだ」「こんなもの後生大事に持っていることもなかったのに」とダメな部分ばかり目の前に突きつけられて自己嫌悪の井戸に落ち込みます。
そんなときは「好きなものを際立たせるための整理」と考えてみませんか。

たとえば私はコーヒーが好きなのですが、長年の間に抽出器具やコーヒーカップその他細々としたグッズがたまり、コーヒー用具入れが混沌としていました。
でも実際は、どの器具を使ってどのカップで飲むかは、毎日のことなので定番が決まっているのです。
そこで定番以外はエイヤッと処分してしまいました。
すると、今までごちゃらとした中から引き出していた用具がスッキリと並び、取り出すときのストレスがなくなり、これまで以上にコーヒーを淹れることが楽しくなりました。

この歳になると自分の好みや傾向もわかってきます。
「これは持っていても使わないな」というものもはっきりしてきます。
また、「自分はコレが好きだからこの分野を広げたい・大事にしたい」というものもわかります。
いい枝を成長させるために不要な枝を切り落とす剪定のように、好きな分野を伸ばすために邪魔なものを排除してみてはいかがでしょうか。

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ルーペちゃん引越しを機に断捨離する(前編)

こんにちは、ご無沙汰しておりました、ルーペちゃんです。
ちょっとプライベートで色々あったので、一ヶ月ブログをお休みさせていただいておりました。

●結婚してから7回目の引越しでした

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・・・訳ありげな言い方をしてしまいましたが、単なる引越しです。
しかも同じマンション内で違う部屋に移っただけという。
業界用語でいう「同建(どうたて)」ってやつです。
引越し屋さんが使っていたのを聞いて私もどこかで言ってみたかったのでここで言いました。

引越しくらいで一ヶ月お休みをいただくことに、当然後ろめたさや申し訳無さはあふれるほどあるのですが、「いやもう体力がもたないっス!」というのが正直なところ。
ここ10年位、ほぼ3年おきに引越しをしているのですが、回を重ねるごとに気力・体力・集中力が落ちているのをしみじみと感じます。
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計画性のなさにかけては絶対の自信を誇るルーペちゃん、引越しの荷造りも「もういいかげんやらないとヤバい」というデッドラインを超えてから手を付けることがほとんどです。
ですがそのヤバさが通常では考えられない集中力を呼び起こし、3日くらい寝食を忘れて没頭して間に合わせるのがこれまででした。

しかし今回は間に合わないことが分かっていても、体が動かなくて。
ダンボール3つ作っては休憩、5つ作っては休憩、という超スローペースでやっても息も絶え絶え。
荷造りのほかに時間と手間のかかることもあったので(後述)、いっぱいいっぱいでした。
日本語に「いっぱいいっぱい」という表現があってくれてありがとう!と思うくらいこれ以上ない「いっぱいいっぱい」でした。
みんな、40過ぎると急にこうなるよ!ほんとだよ!

●面倒だから捨てちゃえ、でも捨てる方が面倒

そんな私が「あーもう荷造り面倒!全部捨てちゃえ!」と思ったとしても誰も責められないでしょう。(いやそんなことはない)
特に気が滅入ったのはベランダ関係
前の物件にはわりと広めのルーフバルコニーがついていたので、調子に乗った私は100枚近くのウッドタイルを敷き詰め、ガーデンテーブルにガーデンチェア、さらには家庭菜園まで手を広げておりました。

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(うちではありません。参考写真)
これを移動させるとなると「庭」の引越しに近いものがあります。
大量のウッドタイル、大量の土、大量の植木鉢、大量のガーデニンググッズ・・・
その時点でガーデニングに飽きていたこともあり、潔く全部捨てようと粗大ごみ集収に電話をかけました。
しかしこのご時世、「はいはいどうぞ〜」というわけにはいかないのですね。
この量を伝えた時点でまず「一回では回収できない」と言われました。
さらに「ウッドタイルの部品や材質によっては市で回収できないこともある」とのこと。

それではらちがあかないので自分で粗大ごみ事業所に持込みしようと電話をかけてみました。
するとそこでも「見てみないと引き取れるか分からない」「住宅用建材と判断した場合は引取できない」「量が多いので業者ではないのか。業者なら引取できない」などと言われました。
100枚のウッドタイルを運んで行って、「引き取れません」と言われたときのショックを考えると持ち込むことにも二の足です。
つまりは遠回しに「市ではなく回収業者に頼め」ということのようです。

●捨てるにもしまうにもお金がかかる

量が多いのは私が悪いんですけどね・・・
IKEAで気軽に購入したウッドタイルがこんなに行き場がないものとは思いませんでした。
今はどこの自治体も財政難で、ごみ処理コストの削減は大きな課題となっています。
私の住む千葉市でもごみ減量に力を入れていて、家庭ごみの減量を目指して昨年から手数料徴収制度が始まったところです。
粗大ごみの手数料は370円から最高で1500円までかかります。
捨てるにもそれなりの手間とお金がかかることを、買うときは忘れちゃうんですよね。
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かといって使わないものを置いておくのもタダではありません。
家のどんなスペースにも家賃やローンを払っているわけだし。
何より日常生活の支障になるようなモノの置き方をしていると、日々のストレスや手間と時間のロスで見えないコストがかかってきます。
買い物をするときは、いらなくなったときのことを具体的に思い描いてからにした方がよさそうです。
矛盾する言い方ですが、断捨離の第一歩はムダ買いしないことと見つけたり!

●ルーペちゃんちの特殊事情

ルーペちゃんちはゴミを捨てるのにある困難があります。
それは「ダストシュート」。
この地区のすべてのマンションは、ゴミ収集をダストシュートから地下パイプを通して行っているのです。
ダストシュートが開いている時間はいつでも捨てられて衛生的、という利点はありますが、「大きいものは捨てられない」というデメリットがあります。
可燃ごみも不燃ごみも、共に10リットルのゴミ袋がMAX
10リットルってわかります?コンビニの袋レベルの小ささですよ。
ちょっとでもはみ出したり重すぎたりするとパイプが詰まって直すのに5万円以上の費用がかかります。
ゴミ袋ひとつ作るのに細心の注意を払う必要があるのです。
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ではちょっと大きい可燃・不燃ごみを捨てたいときはどうするか。
市のゴミ収集事業所に電話をかけて、◯◯と◯◯を捨てたいのですがと伝えると、日にちと整理番号をもらえます。
だいたい電話をかけてから1週間後、整理番号を書いた袋を集積所に置くと持って行ってもらえます。
要は粗大ごみと同じように、予約と日にちが必要なのです。
後から「あ、あれも捨てたい」と気づいてもダメなのです。
この心理的障壁!なんと面倒な。

●モノよりスペース

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今回の引越しを機に、
・家具は軽いものに
・モノ1種類につき所有するのはひとつだけ
・どうせ持つなら小さいもの
をモットーに大幅な断捨離を行いました。
「都会生活者にはモノよりスペースの方が貴重品よ!」と都会と言うには微妙な千葉の幕張で叫んでおります。

まだ使えるものに関しては、BOOKOFFさんに服や家具・グッズを大量に持ち込んで引き取ってもらい、子供の本やおもちゃはペコちゃんがわざわざ横浜から車を飛ばして引取にきてくれました。

 色々な方のご協力のおかげで、引越し後の我が家も徐々に片付きつつあります。
次回はルーペちゃんちが断捨離してどうなったか?をお伝えします。
ところで結局ルーフバルコニーにあったものはどうなったかというと。。。
大量の土と植木鉢は実家の両親に頼んで持って行ってもらいました。
土は父の畑で第二の人生(?)を送っているそうです。
そしてあれほど困ったウッドタイルとガーデンテーブル等は、引越し屋さんがサービスで回収してくれました。
私が泣かんばかりに感謝しまくったことは言うまでもありません。
 
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病気の発見と治療について~シリーズ第二弾~

こんにちは。梨子ちゃんです。このブログでもおなじみ?かどうかはわかりませんが以前ご紹介した梨子ちゃんの娘、梨娘が先日突然『将来チンアナゴを飼いたい。』と言い出しました。梨娘のこのような唐突な話題の切り出しはいつものことなのですが突然チンアナゴの話かい!と思わず笑ってしまいました。そう、この画像も一緒に見せてくれて。

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『どうかな~飼えるかどうか調べてみよう。』と言ったもののそもそもなぜチンアナゴなのか聞いてみました。ぶっきらぼうに一言。『癒される。』なるほど。そういえば夏に家族で行った水族館で梨娘、チンアナゴの抱き枕を買って来たんでした。

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彼女独特な感性は時に驚かされることもありますがなんとも面白い。。。ちなみにあの有名なポッキーの日11月11日。。。なんと!チンアナゴの日なんですって!11,11。納得笑

●膝の痛みと闘った10年間

ちょっとちょっと、また病気の話?!なんて声が聞こえてきそうですが。。。梨娘の貧血治療のお話を第一弾として勝手に第二弾!シリーズ化しました。(第三弾がいつになるかは不明です。。。)このブログを書かせてもらうようになり何が変わったって自分の体のことをしっかり考えられるようになったんですよね。(ヒラコ社長に感謝デス。)

その一環として自分の病歴も思い返してみたり。梨子ちゃん、若かりし頃ペコちゃんと青春時代を共に過ごしたその真っ只中実は左膝の大手術をしているんです。それが少しまれなケースの症状、怪我なのでご紹介しようと思います。朝晩の冷え込みが厳しくなると決まって膝に違和感を覚える梨子ちゃん。ただこれ、加齢が原因ではなく←断言!先出の青春時代の古傷が原因であります。

膝蓋骨亜脱臼症候群

梨子ちゃんが先天的に抱える膝の病名です。文字通り、生まれつき両膝の骨がお皿におさまっておらず常に『亜脱臼』の状態。常に半分脱臼している状態にあります。遡ること3○年前。幼稚園に通っていた当時は可愛くて評判の梨子ちゃん←嘘です 体育の時間が幼稚園でもあり、始めの体操!で屈伸をします。いっちにっさんしっ!の掛け声よりもいつも気になって仕方なかったことが。はい、屈伸をすると『ボキボキボキボキ!』と膝が鳴るのです。今でもそのボキボキ!はかなり大きな音で鳴ります←今、まさにこの今、確認済み

確かに幼い頃からやけに膝の関節が柔らかく足の裏を外側にして膝を90度に曲げて座ることが出来たり。後から分かったことですが膝が鳴る原因の一つに、膝の関節の緩みというのがあるそうでなんです。まさか自分の膝がこんな状態だとはつゆ知らず。中学入学と同時に本格的にバスケットボールを始めました。

厳しい練習。。。走る、ジャンプする、止まる、ターンする。。。入学して半月が過ぎた頃でしょうか、両膝に感じたことのないような痛みが出てくるようになりました。バスケがしたくてしたくて仕方ない梨子ちゃん練習中は、大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせ(←バスケ○カと世間では言うらしいです)しかし問題はその後。帰宅しても、家の階段が、膝の痛みで上がれません、降りられません、そしてとにかく動けません、という日々が始まりました。

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尋常ではない痛みと辛さから整形外科を受診。そこでのレントゲン写真でこの『膝蓋骨亜脱臼症候群』という衝撃?の事実が判明するのでした。(膝蓋骨亜脱臼・脱臼の状態)元々のそれに練習の負荷がかかります。そりゃ痛いわけですよね。

その時に主治医の先生に言われたことは、
バスケは出来ればやめた方が良い
続けるならば専用のサポーターを装着
続けている間は痛みが引くことはないだろう
痛みと付き合いながらうまくコントロールしながらの競技生活にな
練習メニューもやっても大丈夫なもの、避けるべきものをしっかり認識し周囲にも理解してもらうこと
というものでした。

これを聞いてもどうしてもバスケを続けたかった梨子ちゃん。両親もその思いをわかってくれ、そこから怒涛の?波乱の?バスケ生活が始まりました。中学3年間、その後高校3年間のバスケ生活。その集大成である高校最後の総体予選の一週間前ついに恐れていたことが起こります。

練習中味方のパスをもらおうと走り込むボールをキャッチして左足でストップその瞬間膝から崩れ落ちました。『亜脱臼』→『脱臼』となってしまった瞬間でした。そこから通院、松葉杖の日々。歩けるようになってからも『脱臼』しないかという恐怖が消えませんでした。

そしてヒラコ社長とペコちゃんに出会う大学生活へ突入。バスケ、いい加減にやめ。。。なかった梨子ちゃん。自分でもどんだけっ!と今更ながら思います。。。ただあの大怪我の後です。プレーヤーとして競技を続けるには手術が必要不可欠だと当時お世話になっていたチームトレーナーの方に言われました。

バスケを続けたい一心で手術を決断。そこから更なる苦難の道が待っていました。このちょっと特種な膝の状態。手術も靭帯損傷などの手術とは方法が全く違ったものでした。膝の前の骨を人工的に骨折させ大腿骨から繋がる腱をずらして膝の中央でボルトを入れて止める簡単に言うと、と説明された主治医の先生による説明の言葉、今でも覚えています。

手術終了。その後は。。。地獄。地獄に行ったことないのでわかりませんが、間違いなく地獄の日々でした。人工的に骨折させてるわけですから痛みも我慢出来ないくらいの激痛。手術後の痛みで痛みどめも効かず約3日間眠ることが出来ず。スポーツ選手として病院でも治療を受けているので退院後にそれに耐えうる体力と筋力をつけるために毎日4時間ほどの鬼のようなリハビリ。それでも全く動かない、動かすことが出来ない自分の足を見て焦りと悔しさだけでこの入院生活を乗り切っていた気がします。

今となっては何も言わずに見守ってくれていた両親と温かく包んでくれたチームメイトに感謝、感謝です。手術したのが大学1年の夏。本格的に復帰出来る頃には大学3年になっていました。

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左足ユニフォームのあたりまである特注のサポーターを装着(若い梨子ちゃん)

​それからは、脱臼の不安と痛みと闘いながら
特注のサポーターと毎月4万円!を超える量のテーピングの併用
定期的な診察と筋力データ測定
チームトレーナーによるケアと診断
を続けながらの競技生活となりました。

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ボロボロになった特注の思い出のサポーター
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鬼のようなリハビリメニューを記したトレーニングノート

​大変なことが多い4年間でしたが手術に踏み切ったおかげてバスケが続けられたくさんの思い出を残すことが出来た大学生活終了。もういいでしょ。と思いつつその後誘われてママさんバスケを去年まで続けてしまったバスケ○カな梨子ちゃんです笑

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​群馬遠征。この時熱中症になりました。ルーペちゃん、ペコちゃん、梨子ちゃん共に熱中症経験者でした!笑

●病気を受けて思うこと、伝えたいこと

このような梨子ちゃんのかなり無茶をしたケースは極端であまり参考にはならないかもしれませんが、まず思ったことは病気や怪我をしたその後完治したとしてもやはり気を付けなければならないことがたくさんあるということ。当時のチームトレーナーの方に言われた言葉が今でもよみがえります。『この膝は、バスケを辞めた後、何十年も後、おばあちゃんになった時も、かなりの注意が必要。例えば何かをまたいで足をつく時に、筋力が衰えてるせいでそのついた拍子に脱臼、なんてことがあるだろうから気を付けてね。』と。

確かに今も手術をした左足は右足に比べて筋力がつきにくい分、細いままです。再び脱臼なんてことにならないように毎日のスクワット等の筋トレは欠かさずやっています。こういった意識をするだけでも病気や怪我の後の生活が少しでも快適により良いものになるのではないかと思います。

そして病気や怪我の診断をされたときその症状や治療方法、手術方法を納得するまで主治医の先生に伺うそして自分でも調べ尽くすということがとても大切だということ。梨子ちゃんの場合早くバスケを出来る状態にして欲しいという一心で手術の詳しい方法等の説明もなんとなく聞いてなんとなく流してしまったというのが正直なところです。

最後に自分にとっては初めての手術、病院の先生は経験済みの手術ということすなわち先生は当たり前だと思っていることでも自分にとっては未知の世界の出来事になるということ。梨子ちゃんの場合も手術後の痛みや足の動かし具合などもっともっと突っ込んで聞いていたら手術後やリハビリ中の不安も随分と少なくなっていたのではないかと。梨子ちゃんの場合はとてもしっかりした経験豊富な良い先生に巡り合えたので幸いでしたがもし診断や治療方針等に不安があればセカンドオピニオンを受けることはかなり重要だと身をもって感じます。

第一弾の記事にも書かせて頂きましたがいつ何が起こるかわからない突然病気が判明した時かなり動揺してしまいます。そんな時だからこそ冷静に自分のその状況を把握して対処していきたいものです。数えたくもない、今から20年近く前の出来事に思いをはせつつあのころは若かった、これからもまだまだあの頃の気持ちは忘れないぞ!と、身も心も若返った、気がする梨子ちゃんでした。