ホタル・思っているより見頃は早い
こんにちは、「千葉県勝手に観光大使」のルーペちゃんです。
千葉の話ばっかりするので図々しくこんな風に名乗ってしまいましたが、
世の中にはルーペちゃんとは対照的に、控えめにはかなく生きている生き物がいます。
(なんて強引な。。。)
さてこれは何でしょう。
LED電球ではありませんよ。
先日、ゲンジボタルを観に行ってきました。
ルーペちゃん自身も、周囲でも、わりと「えっそうだったの」という人が
多いのですが、ゲンジボタルの見頃は5月下旬~6月上旬です。
イメージとしては真夏の暑い夜に飛んでいる感じですよね。
実は「あらあら、こんな肌寒い中ご苦労さんです」という夜に飛ぶんです。
千葉に転居してここ数年毎年観に行っているのですが、いつも微妙に観に行くのが
遅くなってしまって、ピーク時に観に行けないのが悩みの種。
衣替えの時期、と覚えておけばよいのでしょうね。
もう忘れないように標語を作りましたよ。
はい、みなさんご唱和ください、
「ホタルも衣替え」。
(ヘイケボタルはもう1ヶ月ほど遅いですが、観られる場所はゲンジボタルの方が
圧倒的に多いようです。)
東京に住んでいた頃は、旅行会社のパンフレットで「長野へホタル狩り」など
の企画を目にすると、ああそれくらい遠くに行かないと見られないんだな~と
思っていたのですが、
どっこい千葉でも(東京でも)実にたくさん見られる場所があります。
ですがあの幻想的な光を体全体浸って楽しむには、「漆黒の闇」という舞台装置が不可欠でしょう。
せっかくならカエルや虫の声を聞きながら、草の匂いを嗅ぎながら観ていただきたい。
自分を闇の中に溶け込ませて観るホタルの光は格別です。
意外に人懐っこいというか、ホタルは人が近づいても逃げないで、むしろ近寄ってきます。
帰る夫の背中にいつまでもくっついてきたこともありました。
(でもつかまえちゃダメですよ)
こういった体験は子供にも強烈な印象を与えるようで、うちの娘もいつまでも
「きれいだったね!」と話しています。
どんなに山深い場所でも、自然のままの自生のホタルはほとんどおらず、
地元の方が大変な苦労して環境を整え、幼虫から育てていらっしゃいます。
正直、ホタルを育てたところで町おこしにはならないでしょう。
人々は店の開いていない夜にちょろっと来て帰るだけですから、物も買わないし食事もしない。
ではなぜ育てていらっしゃるかといえば、
「自分が育った場所にいつまでもホタルが飛んでいてほしいから」だけなんです。
ですので、ホタルを観に行こうと思われる方は、田畑を荒らさない、決められた駐車場所を守る、
など善意でホタルを見せて下さっている地元の方の迷惑にならないよう
マナーを守っていただくと同時に、
見物料のつもりで、なるべく地元で飲食や買い物をしてくださると喜ばれると思います。
以下、ホタル見物案内リンクです。
千葉の中でも有数のホタル鑑賞スポット、山田五区にあるカフェ。
予約制で夜カフェが楽しめたりするらしい。。。ですが、
どうやら今年の予約は終了した様子。
ルーペちゃんが敬愛する大工さんによる素敵な建物で、昼間訪れても楽しめそうです。
山田五区のホタル鑑賞は自由に楽しめます(が、同じく終了間近)。
アクアラインを使えば都心からも近いアクセスの良さが魅力。
こちらは6月下旬まで観られるそうです。
ルーペちゃんが毎年お世話になっているのはこちら。
地元の方が静かに、静か~に住んでおられるところなので、
くれぐれも邪魔しないように。
たどり着くのが非常に困難な場所でもあります。