Dr.LOUPE Blog_

ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

ダウン症を持つ娘の入学準備

こんにちは、ペコちゃんです。先日小学校の入学準備をインターネットで検索したら、ルーペちゃんのこちらこちらの記事がヒットしました。もちろん検索前にチェック済みですがね!!今春、入園入学の皆さまおめでとうございます^^

●小学校に入学します

ダウン症を持つ娘の入学が数日後にせまってきました。入学先は養護学校、地域の小学校の通常学級、個別支援級がありますが、娘は個別支援級に進みます。進学先の先生方と面談をし娘の様子も見ていただき、個別支援級に在籍しながら算数と国語以外の授業を通常級で受けてみようとお話しています。

小学校生活を楽しみにしながらも不安を感じている娘。小学校でたくさんのいろいろな経験ができますように。

●入学準備

ルーペちゃん記事を参考に、2年前の息子のときと同じように準備を進めましたが、娘にとって良いと思うものに変えたものがあります。先輩方におすすめしてもらったものをあるので、今日はそちらをご紹介します。

●鉛筆と鉛筆削り

上手に鉛筆を持って書けるのですが、持つ力が弱い。こちらの鉛筆は丸みをおびた三角形なので少しの力で握りやすく、書きやすい様子。幅が太いので、専用の鉛筆削りが必要です。このタイプの鉛筆削りは小さく力も必要なので私の担当ですが、太い鉛筆用のハンドルタイプ鉛筆削りもあるようです。

●消しゴム

書きやすさを考え4Bの鉛筆も使っていきますが、字が太く濃くなります。消しやすいように、濃い鉛筆でも軽く消せるこちらの消しゴムを。

●クーピー

学校指定のクーピー12色、ソフトタイプケース。なのですが、短く、太く、断面が三角のこちらを。鉛筆と同じように持ちやすく、書きやすい様子。ただ娘は最近ますます絵を描くことが好きなので、あっという間に短くなっていきそうです。

●セロハンテープカッター

軽い力で切りやすいこちらを。大きいサイズのものと悩みましたが、手に収まる方が使いやすいかなぁと思います。色は娘が選びました。

●上履き

キャラクターの絵柄が入ったバレエタイプの上履きをいただき気に入っていたのですが、甲のバンドがきついのか履きづらそうでした。先輩ママからおすすめされたのがこちらの教育パワーシューズです。

いいなと思った点は、①マジックテープで脱ぎ履きが楽。②つま先にゆとりがある。③かかと部分がしっかりした作りになっている(関節が柔らかいので)。ただ、マジックテープをしっかり止める必要があるので家で練習したいと思います。

●これから・・・

ランドセルは一般的なものを選んだのですが、軽く背負いやすいものの方が良かったかなと考えています。でも、兄と同じシリーズで喜んでいるのでひとまずは良しとします^^

娘用に選んだものは以上です。実際に使用してみての感想などもまたお伝えしますね。また新しい教材も出てくるかと思います。

●番外編

こちらも先輩ママさんからおすすめしてもらった、見事に食べ物だけでなり立っているあいうえおの本です。娘は食べることが大好きですし、知っているものが出てきて分かりやすいのでしょう、よく目にしています。最近購入したのですが、自分や兄、母の名前を読めるようになりました。興味のあるときに、タイミングを逃さずに合うものを見つけていけたらいいなと思うペコちゃんでした。

 

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ダウン症を持つ娘、来春小学生になります。

クリスマスでしたね。毎年クリスマスの時期になると思い出す、30数年前ペコちゃんが幼稚園児の頃のお話。クリスマス会が開催されたその日はタイミングよく雪の降った日でした。講堂に集まる私たちのところへサンタさんが大きな袋を持って来てくれて、ひとりひとりにプレゼントを渡してくれました。全員に渡し終えて颯爽と帰って行ったサンタさんを私たちは追いかけ講堂の外に出ると(すぐ園庭がありました)、サンタさんの姿はすでになく、雪の積もる園庭にはトナカイの足跡が何個も残っていたのです。

やっぱりサンタさんトナカイに乗ってきてくれたんだね~とみんな納得して部屋に戻ったのでした。犬が迷い込んだのかな?いや、犬のではなかった。先生が私たちの行動を予測して仕込んでいてくれたものだったのかな?今でも不思議な記憶として残っています。

●来春には・・・

我が娘、来春には小学校入学となり、就学に向けての準備が進んでいます。5月に療育センターにて就学説明会、11月に小学校にて就学前健診、今月には特別支援教育施設にて就学相談を受けてきました。入学予定小学校の校長先生との面談も今月に予定されていましたが、体調不良のため来月に延期していただきました。

●就学先のこと

就学先についてずっと悩んできました。周りのダウン症を持つ先輩たちは、特別支援学校、個別支援級(地域の小学校での)、一般学級と就学先が3つに分かれています。

校長先生との面談が来月になり、入学先が決定することも先延ばしで落ち着かない面もあったのですが、教育施設での相談から時間を置くことができ、自分の中での考えも変わった(落ち着いた)こともあり、いい時間をもらえたと思っています。

●今の娘は・・・

娘は、またこの1年間で話す力がぐんと成長しました。これは理解力も伸びたからだと思っています。ひらがなや字を書くことにも興味が出てきて、兄の就学に向けて購入し(全然やらなかった)たひらがな練習ノートの字をちゃんとなぞっています。描く絵も変わってきました。身体的にも、跳び箱などはむずかしいけれど、片道徒歩1時間半の散歩にもしっかり付いて行ける。壁登りや踊りなども上手にできる。

クラスで集まって先生や友達と話すときは、長く掛かると飽きて抜けてしまうことが多かったけれど、みんなが迎えに来てくれることが続くとずっと話し合いに参加することもできているようです。ただ、時にはひとりでふらりとしてしまうことがある。そして、先生の存在をとても頼りにしている様子。


クリスマス会にて、ひいたくじに書かれたものをサンタさんへ持って行くとプレゼントと交換してくれるゲーム。娘のひいたものは「人形」でした。突然登場したサンタさんに驚き、少し距離がある。

●これからの娘にとって ・・・

就学について調べていくうちに響いた、親御さんや先生たちの言葉があります。

『ハンディを持つ子どもにとっての不幸とはハンディの重さではなく、能力に見合ったサポートを受けられないこと』

『自分の発信が受け止めてもらえる環境、自信がもてる環境が娘にはとても大事な意味を持つと思った』

『就学先に100%満足ということはない』

『入学はゴールではなく、スタート』

『器に水を入れる時、口が広い器ならば一度にたくさん入れる事が出来るけど、口が小さい器ならばゆっくりと少しずつ入れれば器いっぱいに入る。けれども、広い口の器と同じ入れ方をすればこぼれてしまう』(ハンディを持つ子どもへの教育を例えたもの)

どの学校、学級に通うということは重要なことではないと思い始めています。大切なことは、生きる力を身につけること
ルーペちゃんのこちらの記事(子育ての最終目標って何だ?)を読んで、辿る道は違うけれども、できることは違うだろうけれど、つきつめた先の考えは同じなんだなぁと。

娘には驚かされることが多々あります。先日のこと、宿題をよく学校に忘れてくる息子に怒ったあと娘になぜ怒っていたのか聞かれました。「宿題を学校に忘れてきたこと。今日だけではなく、最近よくあること」を伝えると、しばらく考えたのちに「宿題、学校にあるから大丈夫だよ。○○(兄の名前)、自分でちゃんとできるから大丈夫だよ」「悲しくなっちゃうから、怒らないでね」たどたどしく、でもしっかりと自分の思いを伝えてくれます。

そして、「でもね~」とグチを続ける母に、「うんうん」「そうかぁ」と相づちをうちながら付き合ってくれ、最後には「お母さんのことは、○○ちゃん(自分の名前)が抱っこしてあげるからね!」とぎゅーーっとしてくれました。泣ける。何でこの子はこんなにも人の気持ちに寄り添えるのだろう。この気持ちを大切に、生きていく力、技を身につけて行って欲しいと思うのです。


6歳のお誕生日にて。その頃アンパンマン第二次ブームでした。

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