ドクタールーペスタッフ、ルーペちゃんがお届けする健康と生活にまつわるブログ

子育ての最終目標ってなんだ?〜高大接続改革から考える〜

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こんにちは、ルーペちゃんです。
日々寒さが厳しさを増しております今日このごろ、みなさまお元気でお過ごしですか。
先日事務所に向かう途中の住宅街で、こんな幸せそうな猫サマを見かけました。

気持ちよさそうだなぁ。
この構図どこかで見たような気がすると思ったら、12年前に私が恵比寿で撮った写真を思い出しました。

この猫、よく会うので顔見知りでした。
懐かしい。。。今はどうしているのかな。

●秋は塾の説明会が目白押し

ルーペ家の娘ちゃんは現在小学4年生。
中学受験をする予定です。
最近の中学受験は「小学3年生の2月から塾に入る」のが主流のようです。
ただ、私が中学受験を経験していないだけに、そんな歳から娘を勉強漬けにする覚悟がなくて。
放課後友達と遊ぶのを何よりの楽しみにしている娘だけに、せめて4年生のうちまでは思う存分遊ばせてやりたいと、この1年は通信教育の◯会で自宅学習に取り組んでいました。
(ところがさすが難しくて有名な◯会、通信教育とはいっても質量ともに相当なもので、それなりに勉強に忙殺された一年でした。なので目論見通り”思う存分”遊べたかどうかは疑問が残ります。。。)


さていよいよ来年から塾に通って本格的な受験勉強を、とこの秋は遅ればせながらさまざまな塾の体験や説明会に足を運びました。
チラシやサイトを見ているだけでは分からない塾それぞれの雰囲気や子供たちの様子を実際に見ることができ、かなり違いがあることが分かりましたので、やはり自分で見てみるのが一番だと思いました。
体育会系にビシバシしごいてほしいご家庭もあるでしょうし、のんびりした子にじっくり付き合ってほしいご家庭もあるでしょう。「授業についていくために家庭教師が必要」というくらいハイレベルな塾もあると聞きます。

いずれにしても「ここは子供の個性に合っている」と保護者が納得した塾が一番です。
短いながらも濃密な付き合いをするはずの塾ですから、信頼関係がないと何かとギクシャクしますしね。

●同じ話から始まったふたつの講演会


さて、いくつかの説明会や塾主催の講演会をはしごしていたところ、興味深いことがありました。
異なる塾の、一方は説明会、一方は著名な学校の校長先生を招いた講演会の冒頭が、全く同じ話題から始まったのです。

それは、ニューヨーク市立大学教授のキャシー・デイビッドソン氏による予測で、時折記事や書籍に引用されることがあるのでご存知の方も多いかもしれません。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

政府の日本経済再生本部の「産業競争力会議」でも取り上げられたこの言葉は、「時代に追いついていない教育」を糾弾し改革をすすめるための旗印にもされています。
すなわち、「これから見たこともないビッグウェーブがやってくるぞ」と。

コンピュータやAIの発達に伴い、これから新しく生まれる仕事もあれば失われる仕事もあり、むしろ失われる仕事がますます多くなる。
将来の社会には、超ホワイトカラーと超ブルーカラーの二種類しかいなくなる。
あなたのお子さんはどうしますか?
という話にもっていくわけなんですね〜、塾の方々は。


まあセールストークを抜きにしても、実際これからの社会の変革はものすごいものになります。
そしてそんな社会に対応するための教育を行うよう、大幅な大学入試改革、政府の用語でいえば「高大接続改革」が行われようとしています。
分かっているだけでも、2020年からセンター試験が廃止されます。
そして現在の小学4年生、まさに娘の歳の子たちの代から、改革後の大学入試試験が実施されます。
面接や小論文はもとより、集団討論、プレゼンテーション、活動報告書や学修計画書の提出、おそらく英会話も。
そしてその試験もすべてコンピュータを使って行われるに違いない、と言われています。

私なりの解釈ですが、これからは単に難しい問題を解く力だけを問われるのではなく、その人の生きる力がどれほど強いものなのか、を学校側が計る試験になるのだと思います。
好奇心、問題解決力、集中力、自制心、根気
たとえ学歴がなくても、上のようなものを持っている人が社会でタンターンと駆け上がっていく姿を私たちは何度も見たではありませんか。
それをこれからは、学校に入るときに持っているかどうか試しますよ、ということです。

●生きる力

話を戻して、2つの講演会のうちの「著名な学校の校長先生」のお話の中で、「日本の若者の自己肯定感の低さ」が印象に残りました。
これも政府の「教育再生会議」で調査結果が報告されています。
リンクを貼っておくのでお子さんをお持ちの方は特にご覧になっていただきたい。
「自分が好き」「人並の能力がある」「自分は役に立たない」などの設問に各国の子供が答えるのですが、
まあ日本の子供の自己肯定感の低さはびっくりします。
大人がそうだからと言われれば何も言えませんが。

その先生はアメリカの大学でも教えた経験をお持ちで、
「アメリカでは学生を褒める言葉のバリエーションが豊富だが、けなす言葉はほとんど使われない」そうです。
実際に単語を並べてくださいましたが、30くらいの言葉が画面いっぱいに並んでいたのに対して、けなす言葉は3つ4つ。

そういえばアメリカに住む姉の話で、高校生の甥と姪の先生もイヤってほど褒めてくれるので気分がいい、と言っていました。
授業中に「あなたは数学の天才だ、あなたがいなければ困る。これからも私を助けてほしい。」って先生が言うんですってよ。すごいほめ力。
そらーアメリカ人自信満々になるわ。

●子育ての最終目的とは


お話くださった先生いわく、「褒めることは親の価値観を伝えることだ」とのこと。
子供は自分の行動を褒められることで自然と親にとって望ましい行動を自主的にとるようになる。
褒めることをせずに禁止ばかりしていると、子供は自主的に行動することをせず指示待ち人間になる、と。

子育ての最終目的は親がいなくても子供が生きていけるようにすることです
という言葉にハッとしました。
日々つまらないことに目くじらを立てたり、中学受験なんか今後の人生に必要なんだろうかといまさらながら迷ったり、フラフラした頼りない親ですが、そんな親に頼らないで生きていけるようになればそれでオッケーなんです。
社会や制度が変わろうと、それに順応していける力、生きる力を持たせてやりたい、と思います。

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